yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

火星大接近2018@福岡

2018-08-01 21:57:37 | 月・星

昨夜、夜空を見上げると、南東の空に赤く明るく輝く火星が見えた。火星は直径が地球の半分ほどしかなく、地球から遠い位置にあるときには、望遠鏡を使っても表面の様子を観察することができないといわれている。しかし、昨夜は火星が最も地球に接近し、火星と地球との距離は5,759万キロメートル(といってもなかなか想像できないが)、「大接近」となり、肉眼でもしっかり見ることができた。

2003年には、地球と火星が5,576万キロメートルまで接近した。今回はそれより少し遠いが、6,000万キロメートルより近い距離で接近するのは、その時以来、15年ぶり。「大接近」の前後数週間は、地球と火星はほとんど同じ方向に並んで公転しているため、接近した状態が続いている。それで6月下旬から9月上旬頃までは、赤く輝く火星を楽しむことができる。しかも、「大接近」の頃より遅い時期の方が、火星が昇ってくる時刻が早くなり、宵の空で観察しやすくなるとか、見逃した方はこの機会にぜひ。

で、次回の最接近は、2020年10月6日、距離は6,207万キロメートル。その次は、17年後の2035年9月11日、距離は5,691万キロメートル。今回よりもさらに近くなる。が、これはもうこちらが遠いところにいっているかもしれないので、今回が最後のチャンスかも、、

 

撮影日:2018年7月31日午後9時52分(福岡市内) 

解像度を上げてもこれが精いっぱい、やっぱり望遠鏡がないと、、(雰囲気だけでも)

 

 

 

 

ちなみに、こちらは国立天文台が本日(1日)、公開した火星写真

50センチ公開望遠鏡、テレビュー パワーメイト2x、ZWO ADC、UV/IR カットフィルター、ZWO ASI 290MC

解像度74KB

 

 

 

解像度152KB

 

 

 

 

というわけで、ふたたび

撮影日:2018年8月1日午後9時36分(福岡市内) 

火星 マイナス2.8等の輝き(8月2日までがピーク、3日からはマイナス2.7等に)この時、土星や木星も見えていた

 

 

 

 

 8月1日撮影時の火星、土星、木星の位置(今日のほしぞらより) 

 

 

 

 

 こちらは月ですが、、

撮影日:2018年8月1日午前6時頃撮影

火星が「大接近」した後、 とてもきれいに見えた

 

 

 

《関連資料》

国立天文台HP 

天体写真の世界:火星大接近2018