建設中止となった栗東市の新幹線新駅予定地跡地(50.2ヘクタール)の利用問題で、栗東市の国松正一市長は6月29日、誘致している電池メーカーのジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ、京都市南区)の新工場について「候補地の一つに加えてもらえるよう手を挙げたい、という段階」と述べた。
市長はGSユアサの新工場について「市の基本構想のコンセプトにも合い、このチャンスを何としても逃したくない」と、誘致に強い意欲を示した。今後について「どう進展するかは言える段階にない。一層の努力をしていく」と強調した。
また、跡地全体の土地利用計画について、環境・新技術関連施設の誘致予定地を約15ヘクタール、研究施設や従業員住宅などのエリアを5~15ヘクタールと想定。国道1号と施設予定地をつなぐなどの都市計画道路を通すプランを作成していることを明らかにした。プランはすでに地元や地権者らへの説明を終えており、国松市長は「民間による開発になるが、跡地の持つ活力が出るように市としてもかかわっていきたい」と述べた。
【関連ニュース番号:0906/91、6月11日;0903/240、3月31日など】
(6月29日付け京都新聞・電子版:30日付け毎日・電子版、朝日なども報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009062900152&genre=A2&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090630ddlk25010592000c.html