公立甲賀病院の移転新築を目指している同病院組合(管理者=谷畑英吾・湖南市長)は6月4日、同市水口町松尾に2013年に開院予定の新病院の基本計画を発表した。敷地面積は既存病院の2・65倍に当たる約5万3000平方メートルと広くなるほか、診療内容も拡充する方針。建設費は90億円以内に収めるという。
新病院は計413床を確保。現在はない集中治療室▽緩和ケア病床▽回復期リハビリ病床▽人間ドッグ--などを新たに設ける。また、診療内容も充実させ、総合診療科▽心療内科▽乳腺外科を開院までに設置する意向で、現在、常勤医を募集している。
同病院は昨年2月に「地域がん診療連携拠点病院」に指定されており、移転新築に伴い、がん治療に関する機能をさらに整備する。新たに緩和ケア病床を12床設置するという。また、災害時に備え、ヘリポートも開設する予定だ。
今後は、順調に行けば10年度に着工し、12年度に完成予定。13年3月の開院を目指している。【金志尚】
(6月5日付け毎日新聞・電子版:同日付け京都・電子版、6日付け読売・電子版も報道)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090605ddlk25040547000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009060500038&genre=A2&area=S00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090605-OYT8T01040.htm