滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0906/125:高速道路問題】新名神の全線早期整備を!

2009-06-15 01:39:19 | Weblog

 新名神高速道路の全線早期整備を目指した滋賀県と三重県の県民協議会が、6月14日甲賀市で開かれました。この「新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会」は、近畿圏と中部圏を結ぶ新名神高速道路の早期の全線開通を目指し、関係機関に訴えていこうと、滋賀と三重両県の行政や商工会・観光協会などで平成14年に設置されたものです。

 総会では、協議会の会長である滋賀県の嘉田知事が挨拶に立ち、「滋賀と三重が力をあわせ、新名神を最大限に活用することが、地域の発展と県民の幸せにつながる」として、参加者への協力を呼びかけました。

 新名神高速道路は、去年、滋賀の草津田上から三重の亀山間が開通しましたが、亀山から四日市間は、まだ整備中です。また滋賀の大津より西では、大津から京都の城陽、それに京都の八幡から大阪の高槻の2つの区間が国交省が開いた国幹会議で、「当面着工しない区間」とされ、現在、計画が凍結された状態になっています。

 現在、滋賀と京都・大阪間には名神高速道路がありますが、完成から約50年がたち老朽化も懸念され、さらに、琵琶湖西岸断層帯の上を走っていることから大地震による被害を受ける可能性も心配されます。このため協議会では、リスク面からみても代替路線となる新名神の全盛開通は必要としています。総会では、これらの区間を早期に着工することやスマートインターチェンジの追加などを求める決議を採択しました。なおこの決議は、会長である知事から秋に国へ提出されるということです。

【関連ニュース番号:0904/172、4月23日;0904/84、4月9日など】

(6月14日、びわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_week_detile.php?no=14490

【0906/124:発達障害】講演:発達障害と子育て「親同士の支え大切」/滋賀大教授、具体例を紹介 

2009-06-15 01:24:11 | Weblog

 勉強に集中できなかったり、人間関係を築くのが不得意な発達障害のある子どもの子育てと学校との連携を考える講演会がこのほど、大津市の県教育会館であり、久保田〓子・滋賀大特任教授(62)が講演した。

 主催はNPO法人「滋賀大キッズカレッジ」と同大教育実践総合センター。発達障害のある子どもの親や教育関係者ら約40人が参加した。

 発達障害や不登校の子どもと親からの教育相談を受けてきた久保田特任教授は、我慢ができずにガラスを割り、手にけがをしても繰り返してしまう発達障害の子どもなど、具体的な事例を紹介。障害を診断する医療機関が少なく、あっても受診に何カ月も待つのが当たり前な中で、不安を膨らませる親や、障害を十分に理解しない教員や保護者の中で孤立する当事者の親子の存在を指摘した。

 久保田特任教授は「親同士の支えなどが大切。子どもたちがしんどいと感じる問題を取り除いてあげることが必要で、学校教育ももっと柔軟に対応しなくては」と訴えた。【後藤由耶】

【関連ニュース番号:0902/199、2月23日;0902/120、2月14日;0901/111、1月17日など】

(6月14日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090614ddlk25040281000c.html

【0906/123:共生社会】ワークショップ:ゲームで分かる、外国人の気持ち:多文化共生社会へ/大津

2009-06-15 01:19:59 | Weblog

◇主婦ら災害時など疑似体験

 県国際協会主催の国際教育ワークショップ「ことばがわからない……ってどんなきもち?」が6月13日、大津市におの浜1のピアザ淡海で開かれた。外国籍住民が日本で遭遇するさまざまな状況を疑似体験し、多文化共生の社会づくりのためにどのような取り組みが必要かを考えた。

 県内外の教育関係者や学生、主婦など約40人が三つのワークショップに参加した。そのうちの一つ、防災をテーマにしたすごろくゲーム「カタストロフォイ」では、参加者は架空の町に住み、災害に見舞われた外国人という設定。他のメンバーと話してはいけないという制約のもと、家族と自分の命を守るために「水を手に入れる」「避難場所を探す」といった課題をクリアしつつ、目的地を目指した。

 せっかく「コンビニ」や「バス停」など目当てのマスに止まっても、そこでの指示内容が見知らぬ言語で書かれていると、用事を果たそうにも意味が分からず、「お手上げ」。ゲームを終えた参加者たちから「指示が絵で描かれているとホッとした」「最低限、英語による表記は必要」「事前に災害マップを用意しておくのが有効では」などの意見があがった。

 湖南市の会社員、森垣陽之さん(22)は「自分のことだけではなく、他の国の人の存在も考えなければならないと思った」と話していた。【中本泰代】

(6月14日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090614ddlk25040250000c.html