認知症の症状を正しく理解し、日常の中で当事者や家族を支えることができる「認知症サポーター」を広げようと、湖南市などは2月20日、同市の甲西文化ホールで講演などを中心とした「~認知症~サポートすることをはじめませんか」と題した催しを開きます。サポーターを増やすことで、認知症の人が安心して地域で暮らす街をつくるのが目的です(ニュース番号0611/26,2006.11.14を参照)。
保健・福祉団体などで作る「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」が提唱する「認知症サポーター100万人キャラバン」の一環です。サポーターは、はいかいする人を街でみかけたとき、どのように声をかければいいか、介護する家族への接し方、などの知識をもとに、日々の生活の中で当事者や家族を支えたり、見守ることができます。2006年11月末で約7万9000人に達しています。
今回は、地域や家庭など場面ごとに認知症の人との接し方を演劇を交えて解説する「若者が想い描く認知症サポート」のほか、「認知症のはじまりについて(仮称)」と題した対談では、高橋淳・水口病院医師が質問に答えます。参加者には、認知症サポーターとして腕に巻く「オレンジリング」が配布されます。午後2時~3時45分。参加は無料です。
(1月26日付け毎日新聞が報道)