「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

伊吹山春の花を楽しむ

2017-05-09 22:01:00 | 登山
昨日5月9日は伊吹山に春の花を見たくて登ってきた。
夏野菜の植え付けもほぼ終わり、この日は晴天でチャンス到来だった。
朝6時に自宅を車で出発。米原ICで降りなくてはいけないのにまた関ヶ原ICまで行ってしまった。
セツブンソウを見に行った時にも同じ失敗をしてしまった。おかしいなと思っていたら、北陸自動車道に入ってから米原の出口があるのだった。ナビはちゃんと北陸自動車道へ導いているのに、私は名神に出口があると思い込んでいた。
全く学習能力がない。

それでも、7時45分には三ノ宮神社の鳥居の前の駐車場に着いた。間違えなければ、1時間半以内に到着できていたことになる。
さっそく用意をして鳥居をくぐり、受付で入山料300円を支払い登山届けを記入して8時過ぎに出発。

一合目までは鬱蒼とした樹林帯を進む。花はシャガとカキドオシ、白い小さな花を見つけるが花は多くはない。一合目は伊吹高原荘という旅館がいきなり目には入ってきた。ここからは草原の中をひたすら登る。朝上野に入った時の気温は11℃だったがどんどん暑くなり汗ばんでくる。一合目ごとに小休止。

3合目までがずいぶんと長く感じる。ベンチでしばらく休憩していると肌寒く感じる。3合目はお花を保護するためにフェンスで囲われている。フェンス入り口から入ってみるがフデリンドウやヤマエンゴグサなど少し見かけるが、時期が早いのかお花畑というほどの花は見られない。本来ゆっくりこの辺りを散策するのがいいのだろうが時間もないので先に進む。

3合目を歩き出すとクサボケのオレンジが登山道に沿って目立つ。4合目から5合目あたりは低い樹木の新緑が美しく、スミレの群生が下草になり自然のアレンジメントになっている。このあたりは早春の色合いがあり一番美しく輝いて見えた。疲れも忘れ写真を撮りまくる。

五合目のベンチと売店はやり過ごして7合目まで一気に登りここでしばらく休む。上を見上げるとかなり前を行く人が小さく見える。12時までに頂上に行けると思っていたが甘かった。7合目ですでに12時だった。8合目のベンチでまた休憩。そして13時にやっと頂上の稜線にたどり着いた。

ここからは右に行き一等三角点を目指す。雪がまだ残ってる。登山道の横はホソバノアマナの群生だった。その中にショウジョウバカマ少し咲いている。やっと大パノラマを眺めながら昼食となった。とにかく風が強くて寒い。持っている服は全て着てやっと落ち着いた。

頂上には、お花をめぐる登山道が東遊歩道、中央遊歩道、西遊歩道と3本ある。やはり、フェンスで保護されている。時間がないので日本武尊像から中央遊歩道を経て西遊歩道を周り下山することにした。この遊歩道の中もニリンソウなどまだ蕾で時期的には早すぎたようだ。

下山は登る時から抜きつ抜かれつしていた若い女性二人と他愛もない話をしながら一気に下山したおかげでとても早く感じた。実際は約2時間で降りたので、登りに比べるとかなり短時間で降りられた。

ずっと昔(1997年5月4日)伊吹山には登ったことがある。頂上から北尾根を通って帰宅したことは覚えているが、記憶が定かでない。強風と霧雨の中視界もなく、日本武尊の像の前で写真を撮った記憶と北尾根のカタクリの群生だけが残っているだけだった。
記録が残っていたので見てみると、頂上まで2時間45分で登っている。20年前で50歳前と年が若いこと、今回は写真を撮りながらということもあるが体力の衰えを感じる。もう、無理はできないなと思う。

しかし、今回は花を見たいという目的があり衝動的に行ってしまったが時期的には早かったようだ。春の花を見るにはもう少し遅いほうがいいようだ。とはいうものの、ベストの日を選んだところで全てを見て満足できるというのはまずないだろう。
伊吹山はこれから少しづつ時期をずらして7月の初めまで花のシーズンは続くのだろう。今年も何度か訪れていろんな種類の花を楽しみたいと思うのだが、この登山道はこれからはさぞかし暑いことだろう。
しかし自分で運転して日帰りが出来て、花も楽しめる。
こんなにいい条件の山はそうないだろう。

次は5月の終わりかな……
いったいどんな花が待っていてくれるのでしょう。
今度は、3合目もゆっくり巡ってみたいものだ。

三ノ宮神社からスタート


登山道入り口


一合目までは樹林帯


カキドオシ


コキンバイ


一合目にある伊吹高原荘


キランソウ(別名「地獄の釜の蓋」と言うらしい)


ニョイスミレ


タチツボスミレ


フデリンドウ


三合目から見た伊吹山


三合目からの登山道にクサボケ


コキンバイ


タチツボスミレ


四合目から五合目のスミレの群生


この辺りはスミレの群生と新緑が美しい


オドリコソ(色が薄いピンクで大きめ)


ニリンソウ


ニリンソウ(イチリンソウと見分けにくい)


ヤマエンゴグサ


ヤマネコメソウ


何か芽が出ているようだが…?


五合目からの伊吹山


ムラサキキケマン


ヤマエンゴグサ


六合目あたりからの眺望


???


七合目ここで大休止(疲れた)


平等岩が見える(円空、播隆もここで修行したと伝えられているらしい)


八合目あたりからの眺望


九合目あたりの急登


遊歩道を三角点に向かうとアマナの群生


アマナ


まだ雪が残っている


ショウジョウバカマ


ショウジョウバカマとアマナ


アマナ


頂上の碑(とにかく風が強くて寒い)


日本武尊の像


ニリンソウの蕾


ニリンソウ


セントウソウ???


イチリンソウ


この時期の頂上はお花の時期としては早かった。頂上付近はまだ早春といった感じである。頂上の周遊道だけでもかなり長い。コースタイムでも西ルートと東ルートを回れば2時間となっている。お花を見ながらだともっと時間がかかるだろう。頂上の花が一番多いときは7月の初め頃だと思う。車で頂上目指してゆっくり頂上のお花を楽しみながら散策すつのもいいかもしれない。
でもこの時期は人も多いだろうなぁ…



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