「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

私にとっての自然菜園の意味

2014-01-12 09:14:00 | 野菜作り(2014)
昨日は、昨年7月に入会した「交野自然農法同好会」というサークルの会合に行って来た。この会は自然農法での野菜作りということだが、いろんな人がいろんな方法で野菜を作っている人たちの集まりである。約束事は農薬と化学肥料は使わないというのが原則であるだけで、みんながいろんな方法を試して、失敗談を発表したり、成功例を発表したりしている。

昨年暮れには、野菜作りをしてからの4年間を発表させてもらった。これは、今までやって来たことをまとめたことによって整理でき、振り返ることが出来たので良かった。
そして、5年目の今年は始めての例会で40名の会員の話を聞いていて、また新たな意欲が湧いて来た。
ほとんどの人が、農薬や化学肥料を使わないことで、虫や病気や不作でみんな苦労していることが分かって来た。
そして、今まで自分の野菜作りにいろんな疑問や悩みが付きものだったが、めげそうになる気持ちも、そんな話を聞いているとまた今年も頑張ろうと思えた。

昨年秋は、白菜がヨトウムシにボロボロにされてしまったのにもショックを受けた。しかし、あんなに虫食いにされたボロボロの白菜も今では見事に甦り、巻いているのは中の方に、ほとんど食いつくされたのは巻いていない葉っぱが奇麗な緑色で再生されていた。
また、昨年10月頃に蒔いたスナップエンドウには、季節はずれの花が今頃付いていた。畑では、ささやかなドラマが繰り返されている。

これらはいろんな状況を受け入れ、それでもなお生きていこうとする生命の営みに他ならない。人間のやることも、野菜は敏感に反応してしまう。
化学肥料と農薬で育てられた野菜は、飽食と過保護で育った人間に当てはまるのかもしれない。

今のところ自分の理想に少しは近づいてきた野菜作りが出来てきた気もするが、まだまだ遠いような気もする。それは、土に完全な循環性が出来てどんな肥料も必要なくなり無農薬、無肥料、無耕作で良い野菜を作ること。不可能かもしれないが、夢を見たい。

福岡正信著「わら一本の革命」という本を最初の農業書として読んだが、絶対あり得ないと不信感を持って投げ出してしまった。今ではまた読み出し、福岡さんのように生きることに達観するにはまだまだだが、実践は別として生き方の指針として素晴らしいと思えるようになった。

これからの人生は、焦らずこだわらず、せめて自然の流れのまま身を委ねてみたい。一番難しいかもしれないが、自分自身も自然栽培改革をしたい。



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