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「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

白山の紅葉

2008-10-10 13:53:57 | 登山
岐阜県の白水湖から白山の室堂まで続いている平瀬道から、紅葉を楽しみに登って来た。今まで四回白山には登っていたが,いずれも砂防新道からで、平瀬道は初めてだった。
最初は一人でも運転出来るからと計画したのだが、クライミング仲間のKさんが同行してくれたお陰で、運転中も眠くならず、また道中も楽しく過ごせて良かった。
今年の白山は、昨年の涸沢にも引けを取らない綺麗さだった。「綺麗ね!」行きも帰りも連発し続けた山行となった。「百回位は綺麗ね、ゆうたんちゃう?」と私が言ったら、「二百回位はゆうてるよ!」とKさん。「こんなときに,綺麗しか言えない私たちって悲しいね」、「そんなことゆうても、他になんて言えるんやぁ~」…。
こんな事を言いながら,行きも帰りもやっぱり「綺麗やなぁ~」の連発だった。
大倉山近くで出会った地元の方だと言う人が,「昨年のこの時期よりもずっと綺麗だ」と話されていた。その後の大倉山から室堂までの大倉尾根から見下ろした、左右の大白水谷とソロ谷は本当に言葉で言い尽くせない程の美しさだった。
大白水谷はナナカマドなのだろうか,赤が引き立った派手な紅葉で、ソロ谷はブナの黄色が中心の落ちついた紅葉だった。
登り続けた5時間弱はかなり大変なルートだが、この景色に救われた思いがする。おまけに帰りも眼下一面に広がる色彩に目がくらみそうになりながらの下山は,全く疲れ知らずだった。本当に堪能する位の紅葉を味わって来た。
途中で出会った青年に「綺麗ですね~」と話しかけたら、「食べちゃいたいくらいですよ!」と言葉が帰って来た。「面白い事をゆ~ね」とKさんが笑う。
この風景に出会えたのは、私たちも含めてほんとうに幸せな人たちだと思う。今週末体育の日の連休もまだ綺麗だろうが,人もいっぱいだろう。平日の静かな中で歩けたのは、もっと幸せだと思った二日間であった。

大白水谷側の紅葉



ソロ谷側の紅葉