「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

物好きなひとたち

2006-02-23 22:37:54 | クライミング
3日間のメンテでホシダは使用出来なかった。今日は終わったので、登りに行って来た。どんよりとした天気で、まだ寒かった。いつもの通りの風景とひとたち。ハイカーはほとんどいなくて静かなホシダだった。ハヤブサに望遠鏡のようなレンズを向けている人たちも相変わらずだった。ハヤブサは今日は派手な動きは無かった。それでもレンズを覗いている人たちに「物好きやねぇ~、音楽を聞きながらとか、お菓子を食べながらやったらジッとしてられるかもしれないけれど、私には真似出来へんわ~。」とM女史がいう。『あちらから見たら、一日こんなところ登ったり降りたりも、物好きに見えるかもしれへんねぇ~」と続けておっしゃる。私は、うなずいた。
もうホシダに通って8年年目に入っている。今日やっとムーブが繋がって次ぐらいには登れるかなと思ったルートは5.10bc。「これでももう少しレベルの高いところを、RP出来たルートもあるんやで~」と見栄を張って言いたくなるが、言葉を飲み込む。言い訳にしか過ぎない。自分の実力は、と聞かれたらこんなところだ。
今日も、ホシダのルートは難しいという話が出たが、私も登れないとよくそういう風に言ったりする。しかし、どんなところでも久しぶりに行くと登れない。実力以上のところは難しい。ただそれだけのこと。岩場でも、トライ回数を多くして高いグレード(自分にとっては)のRPをしているだけ。集中してそのルートを登り込んでいるので登れるだけ。
ホシダは、壁が長いので持久力が必要なのはその分はちょっと難しいと感じる要因になるかもしれないとは思うが…。
いろいろ、ぐだぐだ思っているとほんとうにこんなに下手で8年もやってるのは、「やっぱり物好きやん!」と思った。
ハヤブサに毎日カメラを向けてじっとしている人も、壁を登っている人も好きで楽しいから物好きになれるのだ。「物好き」になれるのはいいことだ。