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「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

一歩の前進

2005-05-06 06:07:08 | 人間
かなり昔ことだが『三百六十五歩のマーチ』という曲が流行った。
調べてみたら、昭和44年の甲子園の入場行進曲に選ばれていたらしい。
「しあわせは歩いてこない だから歩いてゆくんだね 一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩さがる…」こんな歌詞で始まる水前寺清子という歌手の歌謡曲だ。この歌詞の一日一歩進むということの大変さが、年齢と共にとても難しいことであるというのがよく理解出来る。

この前、昔の友人を尾瀬に誘ったが行く前に二人降りてしまったということを書いたが、またまた紆余曲折の結果全員揃って行くことになった。彼女達にとってはザックを背負って、山小屋に2泊し一日歩き続けるということは「未知なる世界」。
しかし行くとなると、最低限の用意はしなくてはならない。ザックや服装は何とかなったが、靴だけはどうにもならない。スニーカーでも良いとは言っていたが、新しいのを買うというので先日山の道具屋さんに案内して、普段でも履けるようにと短靴の山靴を買った。
こうなると、彼女たちも積極的になり尾瀬のガイドブックを購入して研究しているらしい。
「観光地よりは自然」という私の志向にむりやり合わさせてしまう結果となったが、これで私が背中を押すことによって一歩進むことが出来た。一度は友情までヒビが入りかけたが、またみんなで共通の楽しい一時が持てることになった。
「行ってしまえばこっちのもの」尾瀬の風景を見て怒る人はいないだろう。喜んでくれるであろうことには確信を持っている。

人はみんな、未知なる世界に足を一歩踏み出すには勇気がいるようだ。しかし、この一歩の連続が自分の人生の豊かさに繋がっていくように私は思う。何かのチャンスがあれば、私はやりたいと思う限り足を一歩ずつ前に出していきたいと思ってる。しょせん、大きく踏み出すことも何歩も駆け足で進むことも難しい歳にはなってきたのだから、一歩一歩を確実に歩いていきたい。
ときには私の背中も押して欲しいと思うこともある。