一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第35回将棋ペンクラブ大賞、決定!!

2023-07-25 23:35:35 | 将棋ペンクラブ
第35回将棋ペンクラブ大賞の最終選考会が22日に行われ、以下が決定した。

【観戦記部門】
◎大賞
大川慎太郎 第70期王座戦五番勝負第4局 豊島将之VS永瀬拓矢(日本経済新聞)

○優秀賞
加藤まどか 第80期名人戦七番勝負第2局 斎藤慎太郎VS渡辺明(毎日新聞)

【文芸部門】
◎大賞
橋本長道「覇王の譜」(新潮社)

【技術部門】
◎大賞
郷田真隆「一刀流 郷田真隆矢倉勝局集」(マイナビ出版)

○優秀賞
上野裕和「将棋・終盤完全ガイド 速度計算編」(マイナビ出版)

最終選考委員
川北亮司(作家)
西上心太(文芸評論家)
所司和晴(棋士)
森田正光(気象予報士・株式会社ウェザーマップ創業者)


観戦記大賞の大川慎太郎氏は、第27回、第30回についで3回目の大賞受賞。たぶんだが、3回受賞は最多記録だと思う。永瀬拓矢王座の記述に熱がこもっていた。
優秀賞の加藤まどかさんの観戦記は、全編に緊張感がみなぎる力作。斎藤慎太郎八段の逡巡がよく描けていた。
文芸部門大賞の橋本長道氏は、他候補をぶっちぎる渾身の力作。取材に相当な時間をかけているのが分かる。次回は将棋以外の題材でも読んでみたいものだ。
技術部門・郷田九段の大賞受賞作は、「なぜいま矢倉か?」の疑問はあるが、著者の名局ぞろいではあるのだろう。時間があれば読んでみたい。
優秀賞の上野六段は、第25回「将棋・終盤完全ガイド 振り飛車編」に続き、10年ぶり2回目の受賞。上野六段の受賞スピーチには定評があり、いまから楽しみだ。
受賞の皆様、おめでとうございます。

そしてその贈呈式は、10月6日(金)18時30分より、「レストランアラスカ 築地店」(東京都中央区築5-3-2朝日新聞ビル2階)で行われる。参加費は8,000円。
当日は渡部愛女流三段がゲスト出演予定。私は渡部女流三段に会うために、なんとか時間を捻出する。そして現地には、有楽町から都バスで向かうつもりである。
コメント (2)
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