一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段、A級から降級

2022-02-05 02:09:40 | 男性棋士
4日は第80期A級順位戦8回戦が一斉に行われ、永瀬拓矢王座VS羽生善治九段の一戦は、78手まで永瀬王座が勝った。これで羽生九段は2勝6敗となり、最終戦を残してB級1組への降級が決まった。名人・Â級の連続在位は29期でストップ。
この日はABEMAで豊島将之九段対斎藤慎太郎八段の中継があったが、永瀬-羽生戦はなかった(YouTubeでは中継があった)。しかし将棋ファンが最も注目していたのは永瀬-羽生戦である。むろん制作側にも都合があるのは承知しているが、ここは羽生戦を中継してほしかったところ。ABEMAは株を上げるチャンスだったのに、それを逃してしまった。
私はこの日所用があり、YouTubeも盤面がよく見えなかったので、夜10時ごろ、チラッと見ただけだった。したがって、羽生九段の投了の瞬間は見ていない。貴重な場面を見逃したのかもしれないが、見なくてよかった気もする。
それにしても羽生九段、51歳でのA級降級である。大山康晴十五世名人の69歳A級は別格として、中原誠十六世名人の53歳A級降級、米長邦雄永世棋聖の53歳同、谷川浩司九段の51歳11ヶ月同より若いとは、かなり意外である。
ちなみに大山十五世名人51歳の年は棋聖を保持し、A級順位戦では7勝3敗の2位だった。このときのリーグ表を見ると大山十五世名人はカモ(失礼)が何人もいて、残留は簡単。それどころか名人挑戦に向けて、ギラギラさせていた。
それと比べると、現在の羽生九段にはギラギラしたものが感じられない。それが残念である。
さて、羽生九段は4月以降の予定は未定だという。すなわち、このままふつうに現役を続けるか、それともフリークラスに転出するか、まだ考えていないということだ。
しかし私としては当然B級1組で戦ってほしいわけで、加藤一二三九段のように、50過ぎからでもA級に復帰してもらいたいわけだ。
人間、ヘンに時間があると、ロクなことを考えない。羽生九段には、早々にB級1組での続行を宣言してもらいたい。
コメント (4)
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