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今日も日々是好日

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ブログによって新たな自分を発見!?

2013年3月読書

2013-03-31 18:33:30 | 感想
①「完全自殺マニュアル」鶴見 済 (著)
②「聞く力―心をひらく35のヒント」阿川 佐和子(著)
③「看護婦が見つめた人間が死ぬということ」宮子 あずさ(著)
④「老いへの身辺整理」斎藤 茂太(著)
⑤「遺産相続図鑑」㈱テイクヒルズ代表 岩田 佑介(監修)


今月は死を見つめる本を多く読んでみた

①20年近く前になりますが、発売当時かなり話題になった本だったと記憶しています。
その時は「なんて本だ!(怒)」と思い、読みませんでしたが、ふと昔こんな本があったな~と思い出し、図書館で借りることにしました。
本を受け取るとき、受付の方が不審そうに私の方を見ていました…(心配してくれていたのかしら??)

自殺しかないという追い込まれた(思い込んだ)状況では、それ以外のことを冷静に考えることができません。しかし、心の余裕が少しでもあるうちに、死や生について考えておくと、追い込まれた状況でも小さな光を見出すきっかけになると思います。
著者は専門書を読んだり、いろんなケースを検証しているので、信憑性は高いですが、あくまで自殺する当事者のこと中心にしか書かれていない
しかし、自殺は周囲の人間にも多大な影響を与えるということを忘れてはいけない。
そういう点において、「自殺のコスト」雨宮処凛(著)は、周りの影響についても詳しく書かれている。


④⑤を読み、遺言書を書くことで遺族のトラブルを少しでも防げると思いました。
遺言書の内容でトラブルが起きる遺族は、遺言書が無くてもトラブルが起きるといっても過言ではありません。どんなに仲の良い兄弟姉妹でも遺産の中に不動産があるとトラブルになりやすい。
自分が死んだ時のことを考えるという事は、生きることを考えることにもつながります。
知人の死をきっかけに、自分が死んだ時のことを主人と話ししました

主人が棺桶に入れて欲しいものや連絡する人について話してくれた時、聞いて良かった~と思いました。
それは私が思いもしなかったものだから…
何も聞いておらずその時が来てしまったら、それだけで混乱してしまって、葬儀後「これでよかったのか??」と自問自答する日が続くこと必至
死ぬことを考えるなんて縁起でもないと言う人もいるでしょう

巨大地震に不安に思う人も多いと思いますが、それより絶対確実に起こるのは“死”です
老後を心配する人も多いですが、その老後が絶対にくるとは限りません。

死ぬことを考えることは生きることを考えることにつながると思いました。
いつも死のことを考える必要はありませんが、たまには家族で自分の生き方や死に方を話すのもいいかもしれません。