回顧（子宮全摘時後）

42歳の時、子宮全摘出の開腹手術をした。

不妊治療にピリオドを打ち、パートの仕事を始め2年目のこと。

筋腫がどんどん育ち、月経時の経血量も多く、睡眠もままならず、いつも貧血の状態・・・

閉経まで10年近くこの状態が続くことはしんどいなぁと思い、手術を決意した。

すでに2回子宮筋腫核出術をしているので、手術に対する不安とかはなかった。

ただ、ガンでもないのに子宮全摘出をしなければならないことに気持ちが沈むときもあった。

だけど、それも承知の上で手術を決意したのだから後悔はない。

１か月

手術をしてから明日でちょうど１か月になります。
この１か月がとても長くも短くも感じられました。


「最後は夫婦やで～」

と、私の状況を知っている年配の人が言います。

子供がいたら、いつかは子供は巣立ち、夫婦の生活になります。
ただ、私たちには子供と過ごす時間はありません。
私はその時間が欲しかったのです。

家の中では子供のように自由にふるまう、甘ったれた主人が変わるきっかけがなくなってしまいました。
私が入院・手術するくらいでは変わりません。
退院後から、普通に家事をしてても、手伝う気配なし
こちらがお願いするまで、気づかないふりしている…

こんな主人が今後変わってくれることがあるのでしょうか？

術後診察

手術から３週間以上が経過し、退院後初めての診察でした

摘出した子宮、卵管、（一部）卵巣ともに悪性ではなく、ホッと一安心です

右卵巣はチョコレート嚢胞で、その部分だけ取っても再発する可能性が高いので、半年後にもう一度検査することに
左卵巣は水が溜まっており、こちらはもう大丈夫のようです。

今日、エコーでみた画像はとてもきれいでした
今までのエコーは筋腫がゴロゴロと映っていたので…

自転車は今日から解禁
仕事は来週から再開

我ながらよく頑張ったな～と思う
いろんなことがありました
主人とも喧嘩しました
気持ちを理解してもらえず、離婚を考えたこともありました。

でも、ある時、吹っ切れてからは心が楽になりました。
そんな気持ちになるまで何年もかかりました。
ようやく私の人生の中でこれらの出来事は必要だったのだと思えるようになりました。

これからの人生をさらに充実したものとなるよう、一日一日を大切に過ごしたいと思います。

整理

次の新しい一歩に向けて、捨てました。

　生理用ショーツ
　ナプキン・タンポン
　携帯用ナプキン入れ
　汚物入れ（トイレ）


枕もとにあった体温計は薬箱の中へ
基礎体温表はもう少ししてから捨てようと思っています。

　

無事退院

先日、無事に退院しました。

３回目の手術で、今回は子宮全摘手術
入院から手術・退院までの流れはこれまでと大きな変わりはありませんでした。

手術時間は約５時間弱、子宮は約１㎏、出血は600ｍＬほどあったそうです。
主人がデジカメで撮影した摘出した子宮を見て、「この子宮では子供ができなかったのも無理はない」と思いました。
それほど、子宮は筋腫で原型を留めていませんでした。

もう、これで筋腫に悩むことはありません。
でも、４２年間、私の体の一部として生きてきた子宮を、生きている子宮を取ってしまったことに申し訳ない気持ちがあります。（子宮に対して）

手術後、痛みは少しずつ和らぎ、手術後１０日目の今日では普通に生活しているぶんには痛みを感じることはありません。
お腹の中の傷が完全にひっつくまで約２～３か月、溶ける糸が完全に溶けるまで約６か月と医師に言われました。

しばらくは無理せず、のんびり過ごしたいと思います。

とうとう

とうとう子宮とお別れする日がやってきました。

5/23に5/16のＭＲＩ結果を聞きに行きました。
ナサニールで少し小さくなったとはいえ、お臍から下は筋腫で大きくなった子宮で埋め尽くされていました。
膀胱も圧迫されていて、本来そこにあるべき内臓はいずこへ？って感じです。

手術予定日は6/17、その日がだめなら8/5

私は半年ほどナサニールをする覚悟だったのと、前回の診察で早くても7月と言われていたので、6月に手術ができると言われた時はびっくりしました。

とりあえず6/17に手術の予約をし、術前検査を済ましました。
（肺活量、レントゲン、心電図、血液検査、尿検査）

診察から帰って、夜、主人と話し合い6/17に手術をしていただくことに決定し、
仕事場にも休職の手続きを済ませました

そして6/6の診察

この日は家族(主人）に対する説明がなされ、様々な同意書を渡され、入院の案内を受けました。

ナサニールによって明らかにお腹のしこりは小さくなりましたが、副作用もひどくなり始めていました。ホットフラッシュ、関節痛、膝には水が溜まり、始め正座ができなくなっていました。
今思えば、予想していたより早めの手術になったのは、導かれたように思います。

明日入院で、明後日手術です。

無事に手術が終わり、順調に回復することを祈るのみ
たとえどのような結果になっても悔いはなし

では行ってきます。

効果

ナサニール点鼻を始めて２週間が過ぎました。

臍の上まで触れていたしこりは明らかに小さくなり、膀胱の違和感も感じなくなりました。

「このままなら手術をしなくても済むんじゃないか…」

いつもこの錯覚に陥ります。
薬は半年しか使えないし、薬を止めれば筋腫はまた大きくなることは分かっているのですが、
私と同じように感じる方もおられるのではないでしょうか？

さて、今のところ副作用らしき辛い症状はないのですが、
どうも最近髪の毛がパサパサしています。
これは、薬の影響(女性ホルモン　エストロゲンの減少によるもの）カモ！？

今日は午後からＭＲＩ
来週に診察です

決意（4月25日）

先月、MRIを撮ってから手術を決めようと思っていましたが、MRIを撮る前に決断しました。

・朝、排尿した後、すぐにまたトイレに行きたくなる
・おへその上まで硬い子宮が触れる
・ズボンが入らないようになってきた
・排卵時に調子が悪くなることが増えた
・痛みが時々ある
・貧血が進んでいる　Hb 9台

本日、診察で手術のお願いをしました。

前回の診察では、「薬で小さくなれば腹腔鏡ができる」と言われましたが…
今日の診察では、「腹腔鏡の場合、膣から子宮を取り出すので、膣からの出産経験のない人は裂ける危険性があり」と言われました。
出産経験はないので子宮口はガチガチ、そう、必然的に開腹手術となります。

そうなれば、半年も薬を使う必要はないようです。
まずはMRIで今の子宮の状態を診てから判断することに…
早ければ7月くらいに手術できるとのこと

私は、半年間みっちり薬を使うものと思っていたので、手術は秋から年末くらいになると勝手に思っていました。

開腹手術なら仕事は１ヶ月もあれば復帰できるでしょうと言われました。

次の生理が始まれば、薬が開始です。
以前、リュープリンで発疹がでたので、ナサニール点鼻をすることになりました。
おそらく最後の生理となるはず

♪生理と出血とナプキン♪

毎月悩まされていましたが、最後の生理をしっかりと味わいたいと思います。

検診（3月23日）

職場の健康診断を受けると、胃に隆起性病変とのコメントがあり、胃カメラをしました。
悪いものはありませんでしたが、十二指腸潰瘍が治った痕があるとのこと
全然自覚症状はありませんでした(^_^)
まずはひと安心

そして先週、主人と一緒に献血ルームに行くと、私のヘモグロビンが１０を下回っていたため献血できず…
採血してくださった看護師さんや献血ルームの医師が心配して、いろいろアドバイスしてくださいました。

2月半ばに受けた職場の健康診断ではヘモグロビンは１０．９
約１ヶ月後の献血で９．８とさらに下がっていたこと
ここ最近、明らかに、臍の上にしこりがあるのが分かり、お腹も固く時々痛みもあることから、婦人科を受診

すると子宮は臍の上を越え、膣エコーでは計測できないため、腹部エコーで測定
ブドウの房状に筋腫がたくさんあり、子宮の大きさは19×10との記録がありました。
医師曰く、「これより大きいです」との事

日本人の閉経の平均年齢は５２歳であること
良性の疾患であるため、手術を決断するのは私自身

後１０年も我慢できるのか？
また、妊婦にみられるまで我慢するのか？

今日は２回目の手術からちょうど４年

主人と相談し、まずは貧血を治し、近いうちにＭＲＩを撮ってから考えようということになりました。

検診結果（１１月３０日）

先々週診察時に行った、子宮頸がん検査の結果を聞きに行きました。

「問題ないですよ」とのこと

ひとまず安心

でも、最近気になる症状について聞いてみました。

私①「排卵が近くなるとお腹が痛くなるのは、チョコレート嚢胞と関係があるのですか？
　　不妊治療を終えてから痛くなるようになりました」

医①「排卵による刺激のため、関係があるかもしれません。」


私②「もし、症状が辛く手術となったらすぐしていただけるのですか？」

医②「手術の種類にもよります」

私②「全摘します。半年ほど待たないといけませんか？」

医②「そんなことないですよ」

全摘は、リュープリンなどで筋腫を小さくする必要性は小さくなるので、手術も早くしてもらえるのかもしれません。

大きい時は臍の上まで子宮が触れるので、閉経まで逃げ切るのは無理かもしれません。
今のところはそれほど辛い症状もありませんので、半年後の検診の結果を待ちたいと思います。