若い先生から良く聞かれる、質問です。
「部長先生はじめ上の先生の抗菌薬の使いかたがおかしいのですが、いくら申し上げても聞いていただけないのです。どうしたら良いでしょうか?」
「君らが偉くなるのを待っているよ」が私の答えです。
ここで冗談をひとつ。
肺炎球菌のワクチンとかけて「青木の抗菌薬適正使用の講義」ととく。
そのココロは、、、一番必要な人に、一番効果が無い。
写真は金沢の外来のときにラ . . . 本文を読む
写真は適塾にあった「ワクチン接種許可書」です。ジェンナー(英)が発見した牛痘利用の種痘法ですが、19世紀半ば、大阪で適塾を開いていた緒方洪庵と江戸の伊東玄朴が種痘の実験に成功、緒方洪庵は大阪に除痘館を、江戸の玄朴は年神田に種痘所を開設。ここは翌年西洋医学所になりました(後に東大医学部に)。
大阪出張から帰ってネットで調べてわかったことなんですが、「ひいひいじいさん」の青木芳斎は義父の青木得庵が入手 . . . 本文を読む
第三回「若手医師セミナー:感染症診療の原則」が終了しました。
雨模様ということで前回より参加者は少ないかもしれないと思いつつ向かった会場は、開始10分前にはすでに満席となり、可能な範囲で椅子席を追加、それでも足りない立ち見の方を含めてたくさんの方にご参加いただきました。
立ち見も難しくなった時点でビルの1階で参加をお断りせざるを得なかった方が30名近くもいました。せっかく出向いていただいたのに申 . . . 本文を読む
idconsult@goo.jpはこのブログおよび青木医師へのメールのあて先として利用しておりますが、数ヶ月のあいだいくつかのアドレスからのメールを受信できずにいました。問い合わせには必ずお返事を書いております。返信が届いていないという方はお手数ですが再度送信をお願いいたします。
※※時間上の制約、また直接関与のない方々の健康や治療方針に対して生じる責任等の問題があり、この公開メールアドレス宛で . . . 本文を読む
適塾の受付には今はもう販売していない在籍者名簿のレプリカがありました。お願いして「ひいひいじいさん」の名前をさがすこと10数分。ついに見つけた「湯浅方斎」のサイン(後に現在の町田市にいた青木得庵の養子になり、芳斎に)。
そして脇に書いてあります。「故アリ退塾」(写真参照)。
6年在籍したあと途中でやめたんですね。なんだー風来坊はこの頃からの遺伝子かと一瞬自虐的になってしまいました。
帰宅後にネット . . . 本文を読む
研修医向けの感染症カンファレンスをお手伝いしている杏林大学は、研修医以外に医学生の方も参加されていたり、武蔵野日赤など近隣の病院からも有志が参加されていて活気を感じます。
熱心な皆さんに会えるのも楽しみですが、杏林大学でのカンファレンスの帰りは「いせや」→「ラーメン屋」というのが定番になっておりこれも楽しみのひとつとなっています。最近誓った「減量宣言」はどこへやら、ついつい予定摂取量を上回ってしま . . . 本文を読む
先日、金沢の病院にでかけたとき昼食にいただいた「ふ」チャンプルーです。チャンプルーとはいろいろな材料をまぜこぜにした沖縄の炒め物料理の総称です。今回はウコンを麩にまぶした一品をいただきました(いつもごちそうさまです)。
ウコンは漢方としても有名ですし、ターメリックという料理用スパイスとしても知られていますね。酒好きの人はよく「肝臓にいいんですよねえ」といいますが、その他に古来注目されているのは「殺 . . . 本文を読む
大阪でのセミナー会場に向かう道すがら、100%偶然、そこに「適塾」があることに気づきました(会場の真裏でした)。
お若いみなさんなら高校時代の歴史の教科書の記載を覚えているかもしれませんね。蘭学者であり医師であり、そして教育者の緒方洪庵がはじめたものですが、実は自分の「ひいひいおじいさん」がここで勉強していたことがあるのです。
いつだったか忘れましたが、福沢諭吉を扱うNHKの番組のなかで、この適 . . . 本文を読む
いよいよ来週土曜日です。詳しくは大曲先生のブログに地図入りでアップされています。
「地元で感染症の勉強ができる場がほしい」と思っている若いドクターや医学生は想像以上に多いですね。勉強だけでなくこういった場では知り合いができたり他の病院の実情を聞いたりとなかなか楽しいですよ。お近くの方おでかけください。
http://blog.livedoor.jp/lukenorioom/ . . . 本文を読む
「今すぐ役立つ、抗菌薬の適正使用」という勉強会をお手伝いさせていただきました。自分のほかに、3名の方の講義があり、具体的な取り組みについて学ばせていただきました。
院内感染対策チーム(ICT)が中心となり、抗菌薬使用や耐性菌のサベイランス、特定薬剤の使用許可制などを採用している医療機関も増えてきました。
今回紹介のあった医療機関では、カルバペネム・第4世代セフェム・ニューキノロン注射剤・抗MRSA . . . 本文を読む