Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

チョウザメの解剖

2010-05-21 | 話題
県内で飼育されていた チョウザメを頂き,解剖した。驚いたことに脊椎骨がやわらかい。鎧のような外部形態からは想像できない。通常の硬骨魚類は、三枚におろして調理するが、チョウザメを三枚におろそうとすると、骨が柔らかくて背骨を中途で切断してしまう。それほど骨がやわらかいのだ。しかし、体表面はとても硬い。特に頭部は包丁の刃がではまったく歯が立たなかった。
硬骨魚類ではあるが、古代魚に近い。脊椎骨を硬くする方向よりも表皮を硬くする方向に進化したのだろうか。
チョウザメの鱗は背部腹部と両側部にしかついていない。しかし,硬い。最も大きな鱗は背部のもので蝶の形をしている。ここからチョウザメという名称になったという。

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