Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

原子力発電は本当に安全なのか?

2011-03-28 | 地震情報
原子力発電は,安全である。自然界で受ける放射線量よりも極端に少ない。というのが,これまでの見解であった。
少なくても文部科学省のホームページを見るかぎりはそう言い切りたいようである。
http://mextrad.blob.core.windows.net/page/14_kanagawa.html
1000分1単位違えば,あまり変化していないように見える。

しかし,よく見ると通常の2倍以上異なっている。また,神奈川県の独自のモニタリング結果では,極端な線量の振れを示している。これを見て,本当に安全であると言い切れるのであろうか?

確かに,外国人が関東を離れるのは,政府は安全であると言っているのにもかかわらず,実際のデータにはそれを納得させるための説明がなされていない。レントゲンやCTスキャンよりも少ないことは指標になるのであろうか?もしそうでれば,放射線技師さんはプロテクトなしてでいいのでは?と思う。

おそらくこうした放射線による被害については,全く安全であるとは言い切れないであろう。危険なのである。現在の,神奈川県のデータを見る限り,自然界の放射線量を恒常的に超えている。関東周辺における経済活動は全く安全であるとは言い切れない。

電気は必要である。資源のない我が国は,原子力を使わなければいけないのは理解する。しかし,原子力は危険であり,不安要因を持つ。だから,そのことをしっかり覚悟した上で電力を起こす,そしてユーザーは危険であることを覚悟の上で,電気を使う。という科学リテラシーを持ちながら生活をする。そして,最終的にすべてのものは海に流れ着く,という水圏環境リテラシーも必要である。水に流せばそれで解決しないことを,これまでの歴史から分かっているはずである。


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