Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

いわて海洋研究コンソーシアムはモンテレー湾海洋研究拠点に匹敵するか?

2010-04-22 | 水圏環境教育センター
いわて海洋研究コンソーシアムが発足した。このコンソーシアムは,岩手県沿岸部に集積している研究機関(水産総合研究センター宮古栽培漁業センター,東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター,北里大学海洋バイオテクノロジー釜石研究所,岩手県水産技術センター,北里大学海洋生命科学部)の5機関が連携して,国内外の研究者との学術・研究交流を促進するというものである。(いわて三陸海洋産業振興指針)。

岩手県沿岸部は,豊かな天然資源に恵まれ,研究対象としても重要であるばかりでなく,伝統的な知識を元にした漁業や日本人の食文化を支える食品加工産業等海洋産業の拠点だ。

アメリカ合衆国のカルフォルニア州にあるモンテレー湾はアメリカの海洋研究3大拠点であると以前記した。まさに,このモンテレー湾の研究拠点に匹敵する研究拠点であることは間違いないと思われる。

ただ,多様なニーズに応えるだけの資源が存在するものの,十分に生かされていない。そこで,アウトリーチ活動を積極的に推進する(同指針)という。

このアウトリーチ活動をどのようにして進めていくかが重要な課題だ(同指針)。海洋研究コンソーシアムを核として縦横のつながりの強化がもっとも重要であると考える。その意味でも,水圏環境リテラシー教育に大きな期待がかかっているといえるのではないだろうか?








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