北京・胡同窯変

北京。胡同歩きが楽しい。このブログは胡同のあんな事こんな事を拙文と写真で気ままに綴る胡同お散歩日記です。本日も歩きます。

第56回 紫竹庵胡同14・花開く道端のエスセティクス

2015-10-08 13:26:41 | 通州・胡同散歩
門環と門扉の素敵な家から少し進むと、胡同らしい、やはり魅力的なお宅。





正面。




門墩(mendun)。



その家の主人が文官であることを示すという箱型。

周囲の彫り飾りは残っていますが、やはり動物の頭は削り取られていました。
文革の影響であることは言うまでもありません。




反対方向からも撮ってみました。





ところで、別の日に紫竹庵胡同を訪れると、上でご紹介したお宅の壁沿いに布団が
干してありました。




その上、ベビー用品が置きっぱなしに・・・。



地域の人々への無言の信頼が感じられる、胡同ならではのおおらかな光景。
でも、雨が降って来たら、どうするんだろう?

そんな時は、「下雨啦!」(シャァユイラ・ラは口+手偏に立)

通りがかりや近所の人が声をかけてくれるのだそうです。
人と人の距離が近いんですね。


茶の間が道路に溢れ出したような胡同。
そこでは、四季を通して道端の美学が満開!!
次回訪れた時、何がフートンを彩っているか想像しただけでも楽しくなってしまいます。


帰り道、胡同近くの商店街・南大街を通ると、こんなものが売られていました。






焼き芋の美味い季節が、またやって来ました。


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