1、土器の解説
群馬県嬬恋村今井東平遺跡出土の縄文後期の土器です。異型で異質な土器ですが「意味」があるはずです。
「黒い色の土器」は祭祀用で死者の「送り」の時に使用したものと想像しています。
気になるのは「土器の上に飛び出た二つの突起」でした。
2、土器の解明
・嬬恋村の景観地として「滝」(瀬戸の滝)がすぐに探せました。
・土器は特別な土器で区分も「天空」「天道」「地上」に分けて考えました。
・「天空界」は「地上界」の逆さまだと言われていますので、土器を逆さまにしたところ「滝」で水の落ちる姿が突起部分と思われます。
・「天道界」は「空」のところと言えます。
・「地上界」は色々と景色が描かれていますが、判断できません。多分、現実の世界の地上界(山や川)などが描かれていると思います。本物の土器をじっくりと見たいものです。
3、思う事
「ヒト化」(物もヒトも同じ命ある物)が出てきています。縄文後期になるとヒトの意識が強く混入してきたのではと考えます。
それにしても今後も課題にするべき土器と考えます。
縄文楽 浄山
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます