「土器の口縁が波のようになってるね。実はこれこの後の段階(藤内Ⅰ式)に出てくる、乳房状口縁の先祖なんだ。 これは重要文化財に指定されている有名な土器があるから、展示室でそれと比べてみてね。
この土器にはもうひとつの特徴があって、胴 の中ほどが4段に分かれてるけど、その中に 何か幼虫か蛹のようなものがいくつもあるこ と。これがたくさんいることが藤内Ⅰ古式の 特徴でもあるんだ。」と解説があった。
意味を考える
「うねり」は何を表現しているのだろう
遠くの山並みではなく「縄文」で大きなうねりの波をつくっているので地面が泥などでぬかるような環境である。湖沼が多くて、谷地のような地面の所もあるのだろうと想像した。「うねり」は、周囲を盛り上げて土手状にしていると思われる。
「湖沼」は、今までの土器の環境を見て決めています。
「球根?」とあるのは、蓮の根かもしれない。今後の課題になる。
「区切り」は四段になっているが、遠くまで続くという表現にしておきます。
水の中で育つ植物は「レンコン」(蓮根)だが・・?
・蓮根は縄文時代にも自生していたと説もあります。「大賀蓮」が有名ですね。
・腹面も良く調べると一年間の蓮根などの生育の様子がのっているかもしれません。
思い切った解決策をのせていますが、今後も経験を重ねて修正などをしていきます。
不明な部位もあり課題の残る土器です。
縄文楽 浄山