縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「噴火が治まる」(入江11)

2020年07月02日 | 有珠山土器

縄文後期の土器です

「入江式土器」と命名されている土器です。土器胴面の模様が「カニのはさみ」に似ているというのです。

何かを表現しているのです。何でしょう?

海岸線を境にして上を「有珠外輪山」とすそ野で下を「海の部分」と考えます。

「外輪山」は、無地で無紋状態です。これは、火山灰におおわれたままの樹林もない状態に見えます。

環境が変化して寒冷化に進んでいる時期であり、草木も育っていないものと考えます。

「波」は大きな波が海岸に押し寄せています。下地に「縄文」が施されているので「海」と考えています。

「渦潮」は、渦になっていますが、ぶつかり合ったりして、よほど、激しい潮の流れのある海だったと想像します。

「有珠山噴火」に関係する土器と考えていましたが、噴火の兆しも感じませんし噴火の治まった時期です。

海の方は、渦巻きで「潮回り」の激しくぶつかり合う環境だっとと思われます。

温暖な海流と寒冷な海流がぶつかり合うような環境に見られます。

環境の変わる時期で植生も不安定な時期なのでヒトは食料もなく苦しい生活をしていたと思います。

荒れた「海」が有珠山のすそ野まで来ていたときの土器です。

縄文楽 浄山

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