縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

火焔型土器の仕組み1

2019年03月05日 | 火炎土器
『火焔型土器』の意味1

土器にも、いろいろな仕組みがあります。

『ヘラ』
一番大切な部位と言えます。
北黄金貝塚に展示されている「刀」とか「スプーン」と言われる儀式で使う用具と同じです。
アイヌの「イクパスイ」は、カムイに届けるための用具です。

この「ヘラ」は、火焔型土器の四方に付いているようです。

なぜ、この様な形になったのでしょう。

雲の間から太陽の光が指したときの光線と思います。

思いが、光線を通じてカムイまで伝わるよう思ったのでしょう。光ですから雨の印(刺突紋様)がついていないと思います。

これも疑問がありそう。
水に関係のあるのは「雷」を忘れていないか?今後の課題でもある。

『耳』
願を聞くためと、聞いたことをカムイに伝えるためにがあるようです。 
北黄金貝塚の儀式で使う用具にも四つの耳と思うものがあるのが不思議に思っていたのです。
左は二つ欠けています。

ピント立っている耳は、良く聞こえるように「ウサギ」の耳を模したと考えました。

『口』
そのままで、喉の奥の様子まで表しています。
話したことを、そのまま「ヘラ」を通して伝えるのでしょうか?

『目』
鳥の目を模したと思います。願い事をすることを、しっかりと見てもらい、伝えるためと思います。
周りの様子も、よく見ていると思います。


火焔型土器は、驚くような仕組みを持った土器と驚いています。

  縄文楽 浄山

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