縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「王冠型土器」を解く 1

2019年03月02日 | 土器
この土器は、新潟県の馬高遺跡の出土品です。
火焔型土器でなくて王冠型土器と命名されている。

この土器の意味は、
信濃川周辺の人々は、雨の被害、川の氾濫の被害にあたり、火炎土器や冠型土器に願いを込めて納めてくれるようにお願いしたものと思う。

土器には、環境や心や願いも込められていると思う。

この土器は、山型刺突紋様がないので特に雨の被害は願っていない。
地表の土を削っていることがわかる。
が、高台の方まで水が押し押せていることが想像できる。

渦巻やS字型の波は、高いところまで伸びている。
土器の上の方の縦の線は直線的に伸びて直線的に降りている。

土砂崩れがあったことを示唆しているように感じる。

この土器は水害の被害を納めてほしいと願っていることを示している。
  縄文楽 浄山
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「土偶」は「命」の現れ | トップ | 火焔型土器の仕組み1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿