縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「すり石」の山

2019年01月11日 | 日々縄文
北黄金貝塚の石の山ですがよく見ると2種類あると思います。
「すり石」と「石冠」です

「すり石」は物をすりつぶしたりする道具であり、そのために下の方が擦れて丸みを帯びています。 持ちやすく手ごろな石の塊に見えます。
中程に凹みがあり、持ちやすく
工夫されています。


一方の少し大型の「すり石」と言っている石は「北海道式石冠」と説明されています。
持ってみると、道具として使うのは無理かと思います。
重た過ぎる。
それに底は擦れていないのもあり、そのまま置かれていた物と思います。
祭祀用 で「子を宿し」「安産」の願いを込めたものだと感じます。
この石冠は、北黄金貝塚人の「縄文の心」を特別に現しているものかと思います。

隣マチの遺跡から、いくつか出土しますが、ここの遺跡の石の数の多さに驚きます。

この「石冠」を150キロメートル位離れた、二風谷の「萱野茂二風谷アイヌ資料館」で見つけた時は、驚きでした。
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