縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

北17新冠町・郷土資料館

2024年03月30日 | 北海道土器
  • 17新冠町郷土資料館

1、はじめに

新冠町の郷土資料館の陳列棚の土器を使用します。

解像度がよくないのですが、気になる模様が目に付きました。左側の土器です。

2、土器の解読

拡大して見ると「ボタン状」の模様と「ひも状」の模様がありました。

景色などの画像を探しました。

すると、意外な事実が見つかったのです。

「新冠泥火山」です。

・新冠泥火山は、新冠町市街地から北方約2キロメートルの地域にあります。
・東西約300メートル、南北約1100メートルの地域に、大小合わせて8個の泥火山が配列しています。
・現在でも大きな地震があった時には、山頂が隆起するなどの現象が見られます。

以上のような解説を探しました。

 この「ボタン状」は「泥火山」を表していると思います。
土器 には珍しくその地域の特色がよく現れるものです。
 初めて 泥火山を知りましたが「紐状」など 細部については 未解決です。

3、終わりに

他の土器も「泥火山」を表現しているとも考えられます。

「ボタン状」は地域の地形や環境を表していて、逆に土器から教えてもらいました。

縄文楽   浄山

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