縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(33土器ガ)水煙式土器(長野県・曽利遺跡)

2023年07月29日 | 縄文ガイドブック

1、長野県富士見町「曽利遺跡」の土器です。

「縄文土器ガイドブック」の表紙になっている土器です。
八ケ岳山麓裾野に広がる遺跡です。

2、土器からわかる事

・「空」で「積乱雲」が山頂のはるか上から峰(口縁)の下まで描かれています。

・「山」で口縁部から雲が流れています。

・「地」は「渓谷」としました。「雪崩」とも解釈できそう。

・祭祀用の土器で「積乱雲」「雪崩」に畏敬の念を感じ納めるための「土器」と仮定しました。

・水煙土器と名を打った土器が他にもありますので、検証したいと思っています。

「火炎型土器」は雨や洪水の災いですが、「水煙土器」は雪風による災いに対する土器と思います。感謝することもあったと感じます。

3、思う事
全ての土器の器形や模様に意味があることが判明しています。そして、身近な生活環境を土器に表しているのです。
今後も土器の解明を楽しみたいと思います。
すべての土器が祭祀用の土器ばかりといっても良いと思います。

何処かに、煮炊き用の土器があると考えています。

「おらの里山を土器に表す」

縄文楽 浄山(北黄金貝塚 ガイド 小倉)

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