縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「細部を拡大」(縄文楽10)

2021年02月10日 | 縄文楽

土器の模様を読み解く 
土器は「おらの世界を表現するもの」と定義しています。 
土器 の器型や模様を曲がりなりにも解読していくと縄文人の生活していた世界が浮き彫りになるように感じるのだ 。それだけ土器を作る時には生きる姿を映しているように思える。生きる姿を形や模様にするのであるから遊び半分で 自由勝手な作りはしていない。「すべてのモノに命があり、全てが生きる」という縄文の心が表現されている。
解読していて これが正解だとは思っていないが方向性は良いと思い込んでいる 。土器の読み解きは正論として認められているとは言えない。しかし解読はできると思っているし、おらの世界 はおらが読み解かねばならない。おらの縄文の心(命)が土器に形造られているからだ。

この三つの土器は同じように見ていたが細かく見ると作った人の真意がちがうことが 分る。下の土器は北黄金貝塚の円筒土器です。下の海の部位を拡大して見るとちがいが分かるのです。

「A・B」は縄文で施文されていますが「C」は縦の線が強く感じるのです。海の波の場合は、縄文は縦に線が強調されることがありませんでした。今まで気がつきませんでした。考えさせられます。

今、問題にするのは拡大して気が付いたのです。Cの土器の模様を解読する力量が無いのです。干満の海としていますが、何か意味が有りそうです。

北黄金貝塚の土器を拡大して細部まで眺めると「貝塚」「水場」「湧水」・・・などが土器に模されていることが分かるのです。本当だろうか!開園が楽しみ。

縄文楽 浄山

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