縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(縄・余話07)「縄文土器の課題」

2022年03月09日 | 縄文楽

縄文土器の課題

縄文土器を 解読していると色々なことが判明してきました。

1、縄文土器は
「煮炊き用」でなく「祭祀用」の器具である。だいたい煮炊き用の土器が世に出てきたのはいつでしょうか。根拠が在って常識のようにいわれるようになったのか。

この土器を見ても煮炊きをすると公言する人はいないだろう。当たり前である。

今まで数多くの土器を観察してきたが煮炊きだと確信できる土器は見当たらなかった。オコゲがあるとか煮炊き用の土器だとみたがはっきりとしたことは分からないままだ。

土器は煮炊きに使うために作られたのでなく最初から祭祀用として製作されたと考えるのが自然だ。

 

2、縄文土器は
「 輪積みの方法」でなく 下地を作り粘土を付着させた「繊維土器」である。

 3、縄文土器は
「おらの里を表す」理想郷である。

 

大きくこの三項目が判明したと「縄文楽」で言えることです。

この解読の出発点は北黄金貝塚の一枚の「標示板」から始まっています。

「全てのものに命がある」
「全てのものが生きる」

このような標示を「縄文の心」として縄文文化を解いてきた基底になっているのです。

「縄文の心」と精神面の講座を「大島直行さん」が根気よく教えてくれました。

それに「青野友哉君に確認」「ホントだ」と力強く答えてくれたことにも感謝しています。

「縄文文化は全てが生きる」と強く意識して考えるようになったことです。

何と言っても土器や土偶を解読し理解することが重要なことです。

「縄文土器を解読して縄文文化を語る」

縄文楽 浄山

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