縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「土器(03)」(鍋でない!)

2020年08月22日 | 闇の縄文

土器はナベか?」

縄文ヒトが、日常的に使っている縄文土器を山菜や魚介類などの食材を煮て食べることによって安定した食生活ができるようになったと説明しています。
今、この説明をよく思い返してみるとどうであろうか。

すべてのモノが共に生きる」に照らしてみるとどうであろう。

ここに「モノを煮る」という行いは「ヒトがモノと共に生きる」という意識に反する行為をしていると感じないだろうか。このことを思う方が異常だという人もいるだろう。

※下の土器は北黄金貝塚に展示してあります。

 

ヒトが都合のよい生活ができるように「煮るための土器」が作られているという理屈になってしまう。ここは、現代ヒトでは、当たり前の生き方なので気がつかない。

  人が周りの ものよりも上に目立たないようにするのが縄文ヒトの生き方である。 縄文ヒトの生き方を考えるにはこれが大切な基底になくてはならない。ヒトは、いばらない・・。

それでは、土器は何のために作ったのであろうか。
・土器は人が今生きていて「見える」「感じる」「風土(環境)」を器形や模様で表したものと思う。
・土器の器形や模様には全てに意味がある。
・住んでいる宇宙を表しているとも感じる。
土器は、自然に対して感謝や願いをこめて祀っていると感じた。

「ナベ」とするなら、ヒトが勝手すぎる思いがする。

「送り、祀り」の器具に成りえる。今後も考える必要がある。

単なる「ナベ」でなく「送り」の器具とならないだろうか。

この文章は、今後も訂正加除もあるだろう。

縄文楽      浄山

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