縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「土器(04)」(地鎮祭)

2020年08月23日 | 闇の縄文

縄文土器の形
「土器の形」は、何を見て、どのようにして作られたか 。 
土器には、その形にしなくてはならない意味が含まれているのです。
土器は自分の生活をしている環境を器形と模様に施したものと考えます。

(一番 身近な環境は何だろうか)

「竪穴住居」でないでしょうか。

ここで仮説を述べます。

今まで土器の「丸底」は浅い海、「尖り底」は河口などと唱えてきました。

円筒土器は深い海、遠い、長い・・の環境を表わす

ところで「鉢型土器(小型」が出土しますが、一番普通の器形の土器と考えられないだろうか。

鉢型土器が基本の形と大きさだと感じるのです。根拠も薄く証明もできない。

見出しの土器は「北黄金貝塚」の重要な土器に入ります。「鉢型」の典型化と思います。

鉢型土器は、何を見て作ったのでしょう。

一番身近なモノは「縦穴住居」でないでしょうか。

安心して住める場所は「竪穴」です。この「竪穴」こそ大地の「主」から借りているものと思います。もちろん自分のモノでもありません。

この竪穴こそ土器にして感謝するべきだと気づいたのです。

今でも「地鎮祭」を住居を建てる前に行っています。

※「地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の守護神(鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る。」 とあります。

縄文時代にも、 地鎮祭を行ってから住居を建てたと思います。
 そして 大地の「主」に、土地を借りることの許しを得て 、住居と安全を願って土器の 形を 住居の形(円形、鉢形)にした と考えます。
鉢形土器が 竪穴住居の基本の形と考える。

竪穴を「鉢型」に見立てて作っていると発想したのです。

そして、それを火で囲って感謝して「送る」という筋書きにしました。

土器の口縁の「〇」も案外竪穴住居の穴の形かもしれない。

「竪穴と鉢型」と合致するでしょうか。

縄文楽 浄山

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