1、土器の解説
「深川市納内6丁目遺跡」出土品です。
説明は「東釧路Ⅲ式土器は、縄・組紐・絡状体の圧痕紋・斜行縄文・羽状縄文等が施され、貼付や貼付帯が加えられる。」とあります。
「どうして、このような器形に作り、土器に模様を付けたのでしょう」という説明はもちろんありません。
2、土器を解く
・「器形」普通の鉢型です。意味があるのでしょう
・「河川の流域」と仮定しておきます。
・「底」が少し潰れたように見えます。これは、泥炭地でぬかるんでいる「谷地」だと思います。
・「横二本線」は「道」と思います。「三本線」は河川と認識しています。
・縦の波線(縄文)は動きが見られないので「湖沼」としています。
※石狩川が納内町を囲むようにして流れています。「三日月湖」などとも考えられます。
3、同じ遺跡の土器を並べて見ました。
・同じ遺跡の土器ですが「底」「筋」「器形」が似ています。
3、思うこと
・左側には「中茶路式」、右側には「東釧路Ⅲ式」と命名されています。まったく異なる土器と受け取られます。
・現在は、水田地帯で石狩川も流れている広大な地域です。
・石狩川を生活の糧としていたと言えます。
・「土器の器形は地形」「土器紋様は生活環境」と仮定しています。
縄文楽 浄山
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