今まで、繊維土器と思う遺物を追って調べてきました。今回は、鹿児島の「上野原遺跡」の土器を借りて検証します。
解像度が抜群に良くて細かな点も拡大して見ることが出来ます。
縄文早期の土器で完成された体型、紋様には感心します。「北の遺跡」では「尖底土器」時代に相当します。
四角柱の土器にも驚いています。
下地が詳細に見られ、複雑なつくりです。きっと紋様には意味があると思います。
この土器は、壁面の層が二重になっていることがはっきりと見られます。下にある方を「下地」と命名して、上にある方を「上塗り」としましたが、ことばは仮に付けたものです。画像が黒っぽくて見にくいかと思います。
「下地」 黒っぽい所が下地の部分であり模様を作っているようです。(繊維土器)この紋様に関してはゆっくり、今後も検証したいものです。
「上塗り」 キメも細かく、吹き付けたか、塗り付けたか、浸したか・・・の方法で粘土を付着、浸透させたと想像します。
ところで、下地の作成や紋様は、どのよう様な方法で形作ったのか理解できません。
縄文前期の人たちの技を盗みたいものです。
どうも、土器は、繊維を混入した土器が主流の製法としていた思います。信じられないことです。課題だらけの内容でした。縄文土器には謎も多い?
「縄文土器を理解して縄文を語る」(土器を拡大して細部を知る)
縄文楽 浄山
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます