- 繊維土器の製作
縄文遺跡からは、海辺の遺跡でも山岳地方にある遺跡でもどのような地形の遺跡からでも縄文土器が出土すると思われる。
三内丸山遺跡からは膨大な数の縄文土器が出土している。
実際は粘土で土器を製作するのを常識としている。
問題は粘土の採掘量である。
粘土を掘った跡が見つかってはいるが縄文土器を作っただけの粘土の量の跡が見つかっていると思えるだろうか。
土器の量からみて粘土の量が足りないと想像している。
粘土採掘場所がもっと多数有ってもいいと感じる。
静内中野式の土器ですが、全てが粘土で整形しているとは思えないのです。
今までは 縄文土器は粘土紐などを輪積みで整形するというのが定説であった。
それでは良質の粘土のないところや 十分に補充できないような地域でも 縄文土器は出土すると思っているのです。
縄文土器は粘土だけで整形したのでなく植物の繊維質や葉等を芯として土器に混入されているのです。
接着剤として粘土液(ドベ)で固めると考えました。
これらを繊維土器とよんでいます。
身近にある赤土や泥を水で溶かして繊維土器製作の実験はしていませんが粘土を溶かしたドベでは体験しています。
縄文楽 浄山
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