気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

玄関は神無月に続き「升色紙」で竜田川の錦を

2016-11-08 12:01:10 | しつらえ
今朝、気が付くともう雨が降りはじめております。
昨日の奈良の最低気温はシーズン最低の4.7℃、
でも木曜日の朝は1℃との予報が、
もう少し長く秋が続いてほしいものです。
 
京都哲学の道11/5      ご近所の紅葉
このもよりかのも色こき紅葉哉
           与謝蕪村
玄関のしつらえは、先月の神無月も龍田川の紅葉でしたが、

この寒さで、これから本番になるでしょう。
期待して霜月も昨年同様、三井記念美術館の色紙に、
升色紙』平安時代、十一世紀
 みないのやますぎて たつたがはをわたるに
 もみぢのながるゝをみて かみなるのやまをすぎゆく
 あきなればたつたがはに ぞぬさはかづける
     (清原深養父集、ふかやぶしゅう)より
  
自宅稽古はお昼から、お一人
5か月のお子様を預けられて、ゆっくりお稽古の予定が、
急な用事で叶わず、お子様連れでおいでとのこと、
まあ、相方に頑張ってもらいましょう。
床は昨日の「炉開き」のままで、香を置いたままに、
11/6⇒11/7
お花も、輝葉が一枚落ちておりますが、そのままに
雰囲気が出ておりますでしょうか?
一枚の紅葉かつ散る静かさよ
            高浜虚子
11/6⇒11/7
茶人の正月「開炉おめでとうございます」の一言をいただき、
お善哉も猪子餅も出させていただきました。

お稽古も残り少しのところで、襖があきました。
『名月をとってくれろと泣く子かな』一茶、
ならぬ
「炉開きに抱いてくれろと泣く子かな」 愚句
お母様を見た途端、より一層激しく鳴きだしました。
相方は、子育てには詰めが甘かったものですから、
仕方がありません。でもありがとうございました。