気軽に茶道をしてます。

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柳生で摩利支天碑と出会い、炉開きは

2016-11-01 00:23:33 | 散策
今日から霜月(しもつき)で、炉開きになり、
亥の月(旧暦の10月で新暦では概ね11月上旬)の初亥の日に、
行われ、今年は11月1日(火)今日に当たりますね。
この「亥」は陰陽五行説では水性に当たり、五行の相関関係
「火に勝つのは水」=火災を逃れるという信仰と、
亥の日に亥子餅を食すと、
万病が避けられる「玄猪」という中国の風習が
江戸時代になり、結びついたようです。

この「猪」は摩利支天の使い神になります。
摩利支天様は陽炎を神格化した女神さまで、
捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かないことから、
武士の守護神として信仰を集めておりました。
楠木正成、山本勘助や前田利家といった武将も
摩利支天を信仰していたと伝えられており、さらに
禅宗や日蓮宗でも護法善神として崇められております。
              (ウキペディアより)
先日伺った武道の柳生にも「摩利支天」様がおられました。
陣屋跡の直ぐ下に京都から勧請された八坂神社があります。

この神社の前に右は摩利支天へという標識があり、
歩くこと50mほどの北側に、小高い丘「摩利支天山」が、
あり、そこは柳生中学校の構内になります。
摩利支天碑
謂れは、柳生十兵衛三厳の弟・宗冬が、武道の守り神
摩利支天を祀ったと伝えられ、
以前は、祠があったそうですが、今は
平成19年に建てられた石碑の摩利支天様がおられました。

江戸時代以後、戦乱がなくなってからは、
防火の方に信仰が偏り、武家では亥の月の第一亥の日、
炉を開き、亥の子餅を食べて防火を祈るようになったそうで、
この風習が今の茶道の炉開きの時期に関連し、その折に
亥の子餅を頂くことにつながるのでしょうか。