気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

菊月晦日は、孫の運動会も

2017-09-30 21:50:05 | 日記
菊月も晦日、中秋の名月は大月の四日になるそうで、
夕方東の空から月が顔をだしておりました。

今日も大忙しの一日、
今朝は雲が思ったより多く出ておりましたが、秋晴れのもと
孫の小学校で、運動会がおこなわれました。
お昼を一緒にと思い、朝早くからおにぎり等を余分に作って
9時から始まった運動会へ、ところが、どこにいるのやら
小学生達は皆同じ服装、赤・白・青・黄色のいずれかの帽子を
被っているのですが?、さらに長男夫婦も見当たらず・・・
先に聞いておけばよかったのも、後の祭り
開会式ではわからずじまいに。

やっと出てきたと思えば、目の前で踊っておりました。
東京ディズニーに学校をお休みしていったときに、
踊りに変更があったようで・・・一部横を見ながらの踊り
兄妹、一生懸命走って一位と二位で満面の笑顔も見れました。
お昼前早くに抜け出し、午後からのお稽古の用意にと、
ちゃんと12時には戻り、孫と一緒にお昼も
午後は、組み立て体操、事故の危険を防ぐため三段までで、
子供たちの頃は・・・言いますまい
楽しく過ごさせて頂きましたが、最後のリレーを見ずに
失礼してお稽古の用意、そして午後3時からは自宅稽古にと

お一人を終え、お二人目が終わるのと相前後してリリリーン
孫娘から、ご指名の電話、昨年のことをよく覚えていたらしく、
一緒に夕餉をとお誘いをしてくれました。
大急ぎで、片付け、着物を着かえ、
孫娘が選んだ料理で近くのお店まで、これまた大急ぎです。
 
料理はインド料理でタンドリーチキン、海老とウインナー
そして少し甘いナンと中辛にしたカレーでお腹いっぱいに
美味しく頂けました。
終わればお月様は、もう真南に天高く輝いておりました。
日焼けで火照った肌に心地よい冷気が・・・、
太陽を浴びるとやはり体全体疲れますね。
眠くなり今日は、ここまでに。

沢胡桃ではなく鬼胡桃を玄関に

2017-09-29 17:28:20 | 季節の花々
奈良の最低気温は13.7℃と15℃以下の最低気温となり、
秋晴れの冷え込んだ朝を迎えました。

朝からは健康のための?ー?に、そして友人とのランチ。
食事での会話の中で、”沢胡桃を採りにいかない”と
こんなお誘いに乗らないわけには・・・
奈良は山が近いですから、秘密のさる谷筋にと。
気持ちの良い秋の昼下がり、ちょっとした運動も出来て、
さらに収穫も!
もう太陽が西に傾きかけ、家に帰り着いたのはもう4時、
庭で咲く吾亦紅と一緒に玄関に飾っていると、
 
ちらっと見た相方に”沢胡桃なんですって”と告げると
首をかしげながら・・・居間のパソコンで調べ・・・
”沢胡桃の実は8ミリ程、鬼胡桃で普通のクルミみたい”
今は辞典を調べることが少なくなり、宝の持ち腐れに。

早く間違いを友達にも伝えておかなくてはね。
こうしたゆっくりした時を過ごせました。
というのも・・・・
ここ数日、来月にある文化祭で立礼席をとのことで、
打ち合わせで忙しくしていたものですから、ほっと。
しつらえ等はある程度考えがつくのですが・・・

二日間の予定ですので、今考えている生菓子だと・・・、
でも干菓子では失礼ですが、お茶券の事がありますので、
どれほど来て下さるか?数が、そして用意数を越えた時の
菓子も必要となりますから?一人で考えても堂々巡り・・
先生も遠路来られますので、お話をして仰がいもした方が
という訳で、先生を含め事務方とも連絡を取り合い、
なんとか昨日でほぼ終えることが出来ました。
これで何とかなりますね。

朝雨の今日は、パソコンの日

2017-09-28 14:20:53 | 日記
昨晩からの雨、特に今朝7時前から一時間、最後の強い雨が
降り、道路には咲き始めた金木犀の花が散っておりますが、
『金木犀ひと夜の雨に散り急ぐ』
          柴田美佐子

咲きはじめ、まだまだ花と香りを楽しませて下さいね。

でも昼前には、冷たい風が吹いてきました。
これから一雨ごとに秋が深まるのでしょうか。
庭では今年も彼岸頃から咲き始めた『西王母椿
ゆっくりで良いので、11月から使わせてもらいます。

一方、もう最後の木槿、蕾もまだたくさん付けており残念!


ところで今日の誕生花は、秋の定番「フジバカマ(藤袴)」
すがれゆく色を色とし藤袴
          稲畑汀子

花言葉は、「あの日を思い出す、遅延、躊躇、ためらい」と

あの日を思い出すと、今日は「パソコンの日」
昭和54年の今日、PC9000シリーズ(NEC)が発売されたからで、
仕事場に機器制御用として導入され始めたのはPC9800、さらに
Windows 95では一人一台と、なくてはならないモノに。
我が家でのパソコン暦はWindows 95、XPと共有のdesk topを
経て、2005年頃に私用のノートが欲しくなりWindowsXP
2010年にはプレゼン用のパワポが欲しくて安いWindows7機へと
買い換えてきました。ところが昨年Windows10へ自動updateが
判らないうちに行われ、celeronnではやはり無理なんでしょう、
急に動作が遅くなり、DVDドライブもダメになってしまい、
子供に相談して、良い機種を買ってほしかったのに動いてくれず
我慢も半年、もう限界でネットでCore i3の機種を注文。
子供は”なんでそんなのを”というでしょうが・・・
昨日届き、早く開けたいのですが・・・躊躇しております。
頭も体も、余裕のある時にしましょう。

お彼岸の自宅稽古は「平花月」で

2017-09-27 13:33:07 | お稽古
昨日は彼岸明けを迎えましたが、秋晴れで、青しその実を
干している間に、買い物に行く途中ふと平城京跡の第一次
大極殿へと寄り道をすると、日陰がありませんから汗が・・
午後3時に最高気温が31.2℃と真夏日になっておりました。
どおりで、南の朱雀門も地面からの揺らぎでぼっーと。
 
そして今日は曇り空、湿度が上り始め夕方から雨の予報。

二十三日のお彼岸中日の自宅稽古を紹介します。
五人様が集まられる予定ですので、最近できていない
『平花月』をこの時とばかりに。
例の如く8畳間と6畳の間の襖を取り外し、
誂えた8畳の茣蓙を一面に引くつもりが、思い直し
8畳間側へ一列だけを敷きました。少し段差ができますが、
畳の部分が大きい方がお稽古には良いですもの。
 
床は、今月の軸『壽楽』、花は、水引と二種の木槿にて
  
着物を着る時間になりましたが、誰一人も
皆様忙しいのでしょう、また暑い日になりましたから、
炭を熾し風炉に入れると、次々とお出でになりますが
お一人が欠席、私が入り平花月をさせていただきましょう。

菓子は、お彼岸ですから、『おはぎ』
赤米の入れる量を一回目は思い込みで大匙5杯、やはり
量が足りず、出来上がりが白、仕方なくきな粉でまぶし、
二回目は、赤米を点ける時間は一晩必要なところを、時間が
なくなり、数時間ではやはり粒々感が残ってしまいました。
いいわけですが、それはそれで面白い食感に。

『平花月』は久しぶりですから、
一回目は、やはり時間がかかります。
二回目になると、少しは迷う所作などありましたが、
後半は、意外にスムーズに運ばれており、
和気あいあいと最後まで終えることが出来ました。
私の疲れはというと、
花月をさせて頂く楽しさに比べれば・・・???・・・
「茶は遊に非ず」ですから、
一歩づつお稽古を重ねたいと思います。

青じそで灰汁が

2017-09-26 17:30:18 | 日記
昨日の『大円真』張り詰めていたのでしょうか、今日は
朝から秋晴れの天気のもと、ゆっくりとしていますと、

明日からは雨との予報を聞いた相方が、小畑に出て、
害虫よけも兼ねた最後の青じそを抜いてしまいました。
もう一つの害虫よけのバジルも同じ運命?

私の朝の楽しみスムージーに大葉を数枚入れると香りがたち
ゴーヤの苦みも抑えられたのに、残念です。
花も咲き終え青い実がたくさんでき、最後のご奉公にと、
葉と実を取るためにシンクに水を溜め入れると浮かぶ虫、
テントウムシの子?が続々と、慌てて水を抜きお湯を・・
さらに台所で飛び跳ねる音、小さなショウリョウバッタ
(精霊蝗虫)の雄までくっついてきたのでした。
私は大騒ぎ、それを聞いた相方は台所のを退治し、慌てて
庭の小畑に飛んで行くと、大きな雌の精霊蝗虫を一匹手に
どや顔で戻ってきました。今年はこれで5匹目と、昨年は
気付くのが遅く、秋冬野菜の小さな若葉を喰われてしまい
一部植え直したため、生育が遅くなったからです。
最後の鉢植え
紫蘇の実をしごけば小さき花残る
             佐藤茅江

虫騒動で手袋をぜずに葉を取り、実をしごいており、
あとあと、困り者に
青じその取った実は、一昨年は佃煮と漬物にしましたが、
今年は手抜きで、
良く洗ってから水にさらし灰汁をぬき縁側で
干すと、良いお天気なのであっという間に乾き、瓶に詰め
醤油に浸しておきました。どうなることやら?
『紫蘇の実を素手でしごけば灰汁をみる』
               愚句


葉は冷凍しても直ぐに香りが飛んでしまい長期保存は難しく、
良い案をご存知ないでしょうか?
仕方なく、今回は一枚づつ水分をとり、そのまま冷凍庫へ

最後に手を洗うも、指の爪の間に入った灰汁がとれません。
お稽古が・・・
手抜きをすると、何事もいけませんね。 

「大円真」のお稽古は金木犀の香りで・・・

2017-09-25 18:31:45 | お稽古
二日続けてのお稽古に伺うため、今朝玄関を出ますと
ふくよかな懐かしい香りが、少し高揚した心持が和らげて
くれました。
香りの先は、お向えの金木犀の方からで、葉陰から小さな
オレンジ色の花びらがちらっと見えました。

昨年の10月末のブログで紹介済み、
今年は早くありませんか、もしかすると秋が短いのでは
思われるぐらい。
花言葉は、甘い香りから「陶酔」「初恋」、そして
甘い香りに反し控えめな小さな花の姿から「謙遜、謙虚」、
さらに雨が降れば清く花が散ることから「気高い人」と
なお、NHKラジオ深夜便では10月2日が誕生日の花に。

この香りで和んだ心持で、お稽古へと向いますが、
東大寺大仏殿の鴟尾が目に入ると

やはり緊張感が増します。
実は台子のお稽古で「真の炭」「真之行台子」が終われば
次はお点前をさせて頂く「大円真」に。

少し前からの自稽古のおかげなのでしょうか?
修正せねばならないこともありますが、なんとか・・・。
ありがとうございました。

大円真』とは、新版 茶道大辞典(淡交社)によれば
”裏千家の相伝種目の一課目、第十三代圓能斎が考案。
 台子の上に茶入れをのせた大円盆・天目茶碗・茶杓を
 荘り付けてはじめる点前。格は真之行台子と同じであるが
 奥秘十二段の外である。”と

今日は、金木犀の香りに少し助けられたかも・・・

お稽古に伺う前に平城京跡で秋の野芥子に

2017-09-24 18:18:52 | 季節の花々
今日は、月一回の大先生のお稽古日、「中置」の予定。
朝少し早目に家を出たものですから、平城京跡を廻り、
東の若草山を望みますと、東大寺大仏殿の光る鴟尾が小さく
目に、そして横に二月堂の屋根も。
 
平城京跡では草葉に隠れ彼岸花が、そして蝶が舞っており
アキアカネやツグミも顔を見せてくれました。
 
くっ付き虫のオナモミ、紅色のイヌタデとエノコロ草も
  

反対側の西には朱雀門が青空に映えて、そして
 
第一次大極殿もススキの上に顔を出してくれ、
  
色づいた木も

藤蔓が木を隠し、藤の花も咲いておりました。
  
暫し秋めく平城京跡の風情に触れることが出来ました。
でも急がなくては

車を走らせると、玄関先にはいつものように水が・・・
お稽古場では、炭が今盛りと熾っており、あれっ、
明日はセミナーのため早めに出かけらるとのこと、
準備もそこそこに五人揃うと風炉にて「逆勝手で炭付花月」
やはり逆勝手、少し始めは戸惑いましたが・・・
そして「逆勝手濃茶付花月」を
あっという間にお昼、暫し休憩後、「貴人清次花月」まで

二時過ぎには帰路に着くことが出来ました。
車中で、床を飾る花はと思いを巡らすと
竜胆、吾亦紅、ススキ、秋海棠、九重の菊、ヒメジョオン?
あれ、確かヒメジョオンは春の花ですから・・・
平城京跡で観たアキノノゲシ(秋の野芥子)ですね。
  

アンバサダーホテルでの披露宴のメニュー

2017-09-23 16:28:36 | グルメ
今日はお彼岸の中日、先日結婚式に寄せて頂いた二人は、
ハワイでのハネムーンから帰るころでしょう。

台風18号が九州に迫る中、舞浜のアンバサダーホテルでの
挙式・披露宴、めでたいことこの上なく、御本人たちは
もとより御両親・御家族の嬉しさの御裾分けに預かれ、
光栄の限りでした。

結婚式はディズニー・フェアリーテイル・ウェディングで、
ローズチャペルでの挙式、そしてミッキー・ミニーの
サインニングセレモニー及びブーケトスが終わり、披露宴、
この日のため必死に貯金した若い二人の心づくしの
幸せのメニューを紹介します。

富山の親戚のテーブルの中央「プルート」があしらわれ

席にはウエルカムプレートで迎えてくれました。
 
・・・・・・・・
祝辞が終わり、
赤ワイン少量の上にカヴァ、Codorniu Clasico が注がれ
乾杯です。”おめでとうございます”


【オードブル4種盛り合わせ】
プロシュートとグリーンアスパラ パテ・ド・カンパーニュ
雲丹のエスプーマ、タラバ蟹とアボガド、
北海しま海老とトマトクーリ


飲み物は、女子?用にノンアルコール・カクテルが5種も
上から頂きました。(写真なし)
 
男子?はビールから始まり、赤・白ワインと日本酒まで
どうなることでしょうか?
日本酒を飲み過ぎで、係が倉庫までに取にいくはめに

【菊芋のクリームスープ】
トリュフのロワイヤルと共に
 

【パン3種】
トリュフブレッド/オリーブブレッド/国産小麦ブレッド


【オマール海老とマンゴーのスフレ】
オレンジ風味のサバイヨン
 

【ポルチーニ茸のデュクセルに包まれた国産牛フィレ肉の
     パイ包み焼き】マルサラワインソース


【柚子風味のホワイトチョコレートムース】
ストロベリークーリと白ワインソルベ
こんな大きなタワー、中にムースがあらわれますが、
食べきれませんね。


【コーヒー/プティフール】

 
【ウエディングケーキ】の御裾分けも


甘い物好きの私でも、この大きさではスミマセン。
美味しく、良い思い出になりました。
末永くお幸せに!!!

工藤重典&リチャード・シーゲルを京都で 

2017-09-22 11:10:55 | 音楽
芸術の秋になりましたね。
興味のある展覧会も目白押し・・・どうしましょう
音楽の秋の最初はフルートとチェンバロのデュオ、

工藤重典&リチャード・シーゲルさんのリサイタルを
雨の京都コンサートホール、アンサンブルホールムラタへ

この会場でフルートを聴くのは2015.5以来の二回目、
エマニュエル・パユさんと音色の相違はとワクワクしながら
ホール内に。入りは7分?くらい、若い人が少ない感じ、

時間になり、舞台へ引き締まった顔でお二人が登場されます。
顔を上げられた時に瞬時の笑顔が・・・、
調音のあと始まりました。
柔らかでかつ艶やかな初鳴りの音、続けて一音一音丁寧な演奏
それが優しくスムーズな息使いの奏法と相まって美しい
フルートの音色が作りだされておりました。
またチェンバロは控えめかと思えば、主張されるところは
きっちりと、息の合った演奏に。
心が豊かさで満たされました。
入りの少なさは、きっと若い方たちは、身ぶりの激しい
演奏スタイルが好みだからでしょうか?それとも。

プログラム編成は18世紀のバロック音楽をフランス‣ドイツの
大作曲家の作品からで、一部入れ替えがありました。
・J.S.バッハ: フルート・ソナタ ハ長調 BWV1033
・ラモー: 組曲『インドの優雅な国々』より
・クープラン: 王宮のコンセールより『趣味の融合』
・C.P.E.バッハ:フルート‣ソナタ変ロ長調Wq.125 H.552
   20分緒休憩
・テレマン: メトディカ・ソナタ ロ短調 TWV41:h4
・J.S.バッハ: フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030
  フルート作品の至宝と謂れ、スケールの大きさを
  工藤さんは「正に宇宙的」と表現されており、
  プログラムの終わりに相応しい曲に。
終わりのお辞儀の後、お二人が目を交わされる姿、そして
工藤さんの万面の笑みが演奏の高みが覗かれた一瞬でした。

アンコールは、3曲その前に必ずお話がありました。
・J.S.バッハ: 協奏曲 BWV1056より第二楽章「アリオ」
  美しいメロディラインで、いつでも演奏したい曲と

・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調より
                第一楽章「アレグロ」
  フランス‣ドイツの作曲家でしたが、もう一つ忘れては
  いけない国、イタリアと言えばヴィヴァルディですね。
  会場はどっと沸きました。

・ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ短調より「アダージオ」
  ドイツバロックのもうひとりの大家といえばハイドン
  会場はうれしさで割れんばかりの拍手が

最後にあまり聞こえなかった息継ぎの音がしっかりと二度三度
耳に、最後まで吹き切って頂け、お開きになりました。
私はあまり聴くことのないフランスバロックも聴け、
バロック音楽の素晴らしさをつくづく教えて頂けました。

雨も上り、暗い京都北山ですが、心の中は晴れ晴れとして
家路に付きました。でも
京都駅ホーム中で時間待ち、この充実感、でもお腹は?
駅中で求めた「抹茶ロールケーキ」を帰って紅茶で・・・。
京都なのになぜかしら大阪のおやつ「堂島スウィーツ


なお工藤重典&リチャード・シーゲル、デュオの予定は
・9月22日(金) 19:00 札幌/六花亭ふきのとうホール
・9月23日(土) 17:00 東京/Hakuju Hall
・9月24日(日) 16:00 出雲/ビックハート出雲

大和文華館「文人のまなざし 書画と文房四宝」展へ

2017-09-21 15:55:53 | 大和文華館
雲が多く涼しい朝を迎え、

秋らしい天気になりそうな予感
朝8時
庭ではやっと秋冬野菜のためゴーヤや獅子唐がたおされ、
明るさの増した小畑、糠をいれたのでしょうか?
掘りおこした畝に、何羽ものすずめが啄んでおります。
網戸越し

先日伺った曼珠沙華の咲きだした大和文華館
『文人のまなざし-書画と文房四宝』展も残す事十日に
 
さあ、なまこ壁の本館へ

当展はHPによると(抜書きです)
”文人は文化の重要な担い手で、友人との語らいや
 名勝への旅など、日々の感慨に応じて墨を磨って筆を
 とっており、特に硯・墨・筆・紙は「文房四宝」され
 中国、日本、朝鮮における文人の書画と書斎道具から、
 文人達が愛した秋の季節に、東アジア文人の豊かな
 精神生活を感じて下さい。”と

エントランスを抜けると、竹の中庭を背景に3作品が
左:「翰墨随身帖」田能村竹田 江戸後期
壇ノ浦の奇石図と蟹図に
翰墨随身帖
中:「秋塘図」 伝趙令穣筆 中国・北宋時代 重文
江南山水画で柔らかい自然な空気感を着色から薄墨で
秋塘図
右:「黄地紫彩花卉人物文尊式瓶」景徳鎮窯 明後期
黒の輪郭線で文様で、外を黄釉、内を紫釉のコントラスト
素三彩の技法の先駆に
黄地紫彩花卉人物文尊式瓶

四部から構成されており、60作品から
Ⅰ.【文房の美-文人の書斎道具-】
「五彩荷葉硯」景徳鎮窯 中国・明時代
五彩荷葉硯
「龍図墨」 程君房作 中国・明時代
龍図墨
「螺鈿花卉文筆」 中国・明時代
竹管の筆が
螺鈿花卉文筆
「青花透彫蛙蓮華算木文角水滴」朝鮮王朝時代
中の蛙に水が溜まり、四辺の一つに小さな穴が
青花透彫蛙蓮華算木文角水滴

「赤絵龍文柏葉形筆洗」奥田潁川作 京焼

Ⅱ.【筆墨の美】
「七絶詩」 文徴明筆 中国・明時代
「墨竹図」景鳳筆 1591年 明時代
墨竹図
「賞楓図」 張風筆 中国・清時代
賞楓図
「葡萄図」李継祜筆 朝鮮中期
葉は、たらしこみに似た技法、実は墨の濃淡で凹凸を
葡萄図
「墨蘭図」 鄭燮筆 中国・清時代
墨蘭図
「葫芦図」呉俊卿筆 1920年 中華民国

Ⅲ.【山水の美】
「秋塘図」伝趙令穣筆 中国・北宋時代 重文
「冬景山水図」 陸治筆 中国・明時代
「山水図」 程邃筆 1657年 中国・清時代
加工を加えない紙に焦墨で描く、墨と紙の素材の美しさ
山水図
「秋林罷釣図」 徐枋筆 中国・清時代
「澗泉松声図」 浦上玉堂筆 日本・江戸時代後期
墨をあまり含ませないで強く筆を擦る(さっぴつ)の技法

Ⅳ.【文人の日々-書・旅・友-】
「聴松図巻」 王翬・楊晋合作 中国・清時代
流れ落ちる滝と、松林を吹き抜ける風を聞く高潔な士

「山水図冊」 方士庶筆 中国・清時代
「春林書屋図」 呉春筆 日本・江戸時代後期
「冠岳夕嵐図」鄭善攵筆 朝鮮後期
 朝鮮独自の画風に注目
「梅華満開夜図」富岡鉄斎筆 1911年 明治
淡彩で、寒い日が続き梅の花を
梅華満開夜図
「寒月照梅華図」富岡鉄斎筆 1911年 明治
墨一色で月光に映える梅木を画面いっぱいに
寒月照梅華図