気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

水無月のお稽古

2022-06-25 21:09:57 | お稽古
奈良も梅雨に入り
我が家の庭にも夏の花が色々咲き出しました
山紫陽花、蛍袋、水引、撫子、縞葦、破れ傘
半夏生、蓼、藪茗荷・・・宗旦むくげ
   
花入れは『桂籠』
京都の桂川において、漁師が腰につけている魚籠を見た
利休居士がそれを花入れとして用いたという逸話は有名です

東大寺・大仏蛍(ゲンジボタル)も、姿をみせたようです
   

お稽古は洗い茶巾で涼を感じていただきましょう
主菓子は『紫陽花金団』『水無月』も作りました
   

6月30日「夏越しの祓い
近くの神社で夏越しの払いをしている神社は
春日大社、漢国神社、率川神社、御霊神社・・・と
あっちこっちでされていますが
茅の輪くぐりがあるのは
春日さんと率川神社だけのようです
春日大社は30日15時から2時間(二之鳥居横の祓戸神社にて執行) 
唯一「率川神社」のみが6月22日~7月8日まで設置されているようです
『茅の輪』は三度くぐり、お参りします
   率川神社

是非ともお参りして過ぎ去った半年の身に溜まった
穢れを落とし、これから半年の息災を祈願しなくては・・・
因みに、唱え詞は
一度目は
『水無月の夏越の祓ひする人は千歳の命延ぶといふなり』
二度目は
『思ふことみなつきねとて麻の葉を切りに切りても祓へつるかな』
三度目は
『宮川の清き流れに禊せば祈れることの叶わぬはなし』


麦秋のお稽古は「小麦粉饅頭」で

2022-06-06 22:06:23 | お稽古
今日6月6日は二十四節気の『芒種
芒(ノギ)のある植物=稲の種を蒔き
麦の刈り入れや田植えを行う目安とされます。

昨日までは小満末項『麦秋到(ばくしゅういたる)』
麦にとっては実りの季節となり
「麦の秋」「麦嵐」「麦の秋風」と
   

そして刈り入れが始まります

我が家の庭は『山紫陽花』『蛍袋』『縞葦』
   ホタルブクロ

『破れ傘』『河原撫子』『榊』『雪ノ下』『萩』
   ユキノシタ

今日花が咲き出した『水引』『桜蓼』
   
時期になるといつのまにか花が咲き・・・
顔がほころびますね

お稽古は長板を
長板は真台子の地板のみをを独立したもので
大は風炉用に用い、小は炉用に用います
長板は総荘りを原則としますが、
あまりお稽古していない『長板二つ置』を
今回はいたしましょう

軸は『清流無間断
とどまる事なく流れているからこそ清流
   

花は『山紫陽花』を二種と今日咲き出した『水引』を
手付きの籠にいれました

麦秋のお菓子は『木の芽小麦粉饅頭』を作り
ガラスと陶器の融合した「石垣焼」の器に載せて撮れば
コバルトブルーの川平湾を思い出す
   
  
お出しすれば
”木の芽の香りと刺激で美味しい”と
よかった!よかった!