![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/68/37/de3742e94d00999a4f0fdb0c86ed77f3_s.jpg)
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今朝のお稽古は二人、
もう夏も終わりになるので
今夏一度もしてない茶箱の卯の花点を
茶箱の中は高台寺棗になるので
床の香合は菊桐香合から蜻蛉香合にしました。
お花は末広籠に吾亦紅、水引、槿、やっと色づいた紫式部
灰を直し、炭を入れて、鉄瓶を置き…
あら、いらっしゃいました
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主菓子は、梅ゼリーの中に紅羊羹(くれないようかん)を入れ、
観世水にて作りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/7e/9ccacc9a824cc6a4d304d3606904b6ff_s.jpg)
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写真を忘れており、残りをと思ったのですが、
取り出しに、失敗。
「紅羊羹」は岡山の芭蕉庵の品です。
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なぜ岡山で芭蕉なのでしょうか。
明治42年に初代店主が風情豊かな『松尾芭蕉』に心酔し、
”芭蕉庵”と名付けられたそうで、この「紅羊羹」は
通常は白いんげんで白アンを作りますが、
備中でしか産しない超高級品の備中白小豆を用い、
爽やかな風味のよさと、品質を誇っており、
梅シロップと羊羹の控えめの甘さが、良かったです。
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先日訪れた山形で少しですが芭蕉の足跡を訪ねており
”奥の細道”にはありませんが、「笈日記」に
芭蕉の蜻蛉の句があります。
「蜻蛉やとりつきかねし草の上」
(とんぼうや とりつきかねし くさのうえ)
葉に止まろうとしている時に、微風が吹いて葉が揺れ、
止まろうとしていた蜻蛉は何度も何度も失敗している。
さらに芭蕉が唱導する「軽み」に失敗する門弟達に
言い換えているのかもしれませんね。
笑われぬよう精進あるのみです。