気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

茶会の花の行方は

2016-11-19 11:46:53 | しつらえ
昨日は十日ぶりの日宅稽古、ご挨拶は先日の茶会に
お越しいただいた御礼と、炉開きのお善哉にて稽古を。

床には先日の茶会での花(百日紅、西王母、ニシキギ)を活け直すも、
もう一週間、椿の花が落ちてしまい、白の初嵐に。
11/12⇒11/15⇒11/18
そして待合いの花も、玄関に

気付いていただけたでしょうか?
花の命は短いですが、最後まで花を咲かせあげたいものです。
そういえば林芙美子さんの晩年の詩を思い出しました。
花のいのちは短くて 苦しきことのみ多かりき

知らなかったのですが、2009年にこの詩の自筆原典が、
「赤毛のアン」の翻訳者・故村岡花子さんの書斎において
額として掲げられていたのが分ったそうです。
風も吹くなり 雲も光るなり
 生きている幸福は波間の鴎のごとく
 飄々とただよい
 生きている幸福は
 あなたも知っている 私も良く知っている
 花のいのちは短くて 苦しきことのみ多かれど
 風も吹くなり 雲も光るなり

本当は、生きている幸福をうたわれていたのですね。