気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

奈良二番桜?は大和文華館の「三春の瀧桜」満開

2016-03-31 08:44:14 | 大和文華館
久しぶりに大和文華館をチェックしておりますと
27日にもうすでに「三春の瀧桜」が満開になっており、
奈良の二番桜とも言われており、伺わなくてはいけません。

入り口横に大和文華館の庭(文華苑)の案内板があります。

桜以外を簡単に紹介します。
  
すもも       ニワウメ      ユスラウメ  
 
ボケ        花蘇芳

少し坂を上ると、雪柳の向こうに枝垂桜が
 逆方向から
上りきると、左側に大きな枝垂桜が目に飛び込みます。
人がたくさん集まっているということは
これが「三春の瀧桜」になるのですね。

あまりの人の多さに暫し、遠目から

近くに寄りますと、
 
大和文華館の海鼠壁(なまこかべ)の白と桜が映り込み

枝の内側に入り込むと、本当に「」のように見えます。

素晴らしさに感激です。
木の根元には由来の碑があります。

日本三大桜の一つで、福島三春町にある
天然記念物「三春の瀧桜」の種子から
育てた若木を昭和59年に寄贈されたとされ、
今や30年以上の成木に生長し、エドヒガン系の紅枝垂桜
樹高9m以上、幹周1m、樹冠12m×9mに達しております。

なぜ、「三春の瀧桜」の若木が寄贈されたのでしょうか?
三春町郊外に、雪村が晩年を過ごした雪村庵があり、
1983年は雪村の没後400年にあたり三春町歴史民俗資料館が開設され、
開館記念の行事として特別展「雪村 三春への道」が開かれました。
この展覧会に大和文華館から雪村筆「自画像」が出品されておりました。

なお大和文華館には、自画像以外に「呂洞賓図」、「花島図屏風」など
重要文化財を含む雪村の名品を多数所蔵されております。

大和文華館の「三春の瀧桜」を奈良二番桜?としましたが、
奈良一番桜といえば、「氷室(ひむろ)神社」の枝垂桜です。
近鉄奈良駅から東大寺へ歩いて10分ほどのところにあり、
これもエドヒガン系の枝垂桜になります。
ブログでは旅行初日の18日に開花し、満開は24日、
今朝31日から、もう散りはじめております。
 
なお奈良公園の「ソメイヨシノ」は見頃になります。

「茶の湯の書」初級終了祝いに、正午の茶事をしていただけました。

2016-03-30 08:57:41 | お茶会・お茶事
私に、苦手なものがあります。
お茶事は楽しいのですが、
会記、案内状そして礼状を書くことです。
時間切れ、苦し紛れに、いつも最後になってしまいます。
茶の湯の書』初級という講座があることを知り、
この一年間、6回の講座、京都まで出かけておりました。
①日常にかかわる「書」
②案内状・礼状①(巻紙)
③案内状・礼状②(巻紙)
④茶会記を書く①
⑤茶会記を書く②
⑥記録を書く
佐山宗準先生の丁寧なご指導、
目から鱗のことばかりで、
教えていただけたことを、どれくらい理解できたか?
これからも苦悩することにはなると思いますが、
少しは自信を持って筆を持つことが出来ます。
本当にありがとうございました。
でも
”書道の心得がなくても、ご安心ください。
 講師が丁寧に指導致します。”
と案内には書かれておりましたが、
もう少し、書道を勉強してから受講すればと・・・。

終了の祝いにと佐山宗準先生から
「正午の茶事」までしていただけることになり、
春の京都へと昨日は出かけました。

京都、淡交社横の桜も咲いており、入り口には
『見仁見智』
ー仁者が見れば仁と言い、智者が見れば智と言うー
人それぞれ、色んな考え方がありますね。
 
初炭、懐石、濃茶、後炭、薄茶と3時間半
後炭省略が多い中、後炭までもしていただき、
丁寧な所作にうっとり、
濃密なすてきな時間を過ごせました。

菓子もすてきです。
主菓子は「春風」(忘れました)
 裏千家十三代 淡々斎の好だそうで、
 ”春立ちて野辺の下萌”から、
 蕨餅の中に青餡が入り、早蕨の季節感を味わえます。
干菓子は二つあり、
如心納豆」千歳屋菓舗・京都市
 表千家七代如心斎さんが大徳寺納豆がお好きなことより
 大徳寺納豆を芯に豆粉で包み白い粉糖をまぶされており、
 ほんのりとした甘みに、大徳寺納豆の香りと塩味が

雪たる満・都鳥」奈良屋本店・岐阜市
 昭憲皇大后から「鳥の形に作ってみたら」とのお言葉より
 「都の御堀に白鳥がいるから、都の鳥を都鳥」と名付けられ
 手しぼりのメレンゲ(卵白とザラメ)のお菓子で、
 同じ形がなく、雪のように白く見た目の可愛さがあり、
 その味は甘く、雪のような口どけでした。
 
帰宅後、何から何まで、考えられたお茶事に興奮して
相方に話し続けておりました。
でも・・
御礼を書かなくてはいけませんね。

二つの国宝の塔を持つ奈良興福寺の桜は

2016-03-29 16:01:53 | 散策
奈良公園の真ん中にある法相宗大本山興福寺
元は奈良飛鳥「厩坂寺」(うまやさか)
さらに古くは京都山科の山背国「山階寺」とされ、
藤原不比等により、「維摩経」の一説にある
力をさしむ」からとされています。
五重塔、三重塔の二つの塔は国宝に指定されており
二つとも国宝の塔を持つ寺として日本では唯一になり、
初めて、この八月から二塔同時に開扉されるそうです。

かなり先になりますが・・・お知りおきを!

昨日の夕方に、用事があり奈良市内へ行きました。
奈良の朝の最低気温は氷点下近くまで下がっており、
ソメイヨシノの桜は、三分咲きから咲き始めです。
猿沢池付近を桜を求めて散策しました。

芽吹いた柳から、興福寺の五重の塔が見えます。

南円堂への階段の途中、左に曲がると
お地蔵さんから真上に南円堂が
 
こんな石が「摩利支天石
宝蔵院跡地は今の国立奈良博物館なのですが?

真正面に、小さいですが、三重塔が(詳細は右をクリック)
鎌倉時代の作ですが、興福寺では北円堂とならび、
一番古い建物で、柔らかな平安時代の作風ですね。

帰りに三条通りから撮っております。
桜はまだまだですが、
 
再度南円堂へ向かいます。橘の実がたくさん残り

そして中金堂再建中、中門跡を横目に、鹿さんも

五重塔が見えてまいります。
高さは50.1m、1426年再建されており
塔の扉があいているのが分りますか?
五重ですが、塔そのものは、一階建て、
そのままだとか台風などの大風で倒れます。
扉を開けることにより、風が通り抜け、
倒れない仕組みになっているそうです。

南大門跡地に咲く桜から観ますが、桜はちらほら
 
五重塔の向こうに桜が見えます。
茶粥で有名な「塔の茶屋」で、

五重塔を背景の桜はまだまだで、椿がきれいですね。

今週は、気温が20℃になるそうで、
一気に桜が咲くでしょう。
吉野の桜の満開予想は、下の千本4月5日、上の千本は10日頃です。
桜を求めて奈良へも、おいで下さい。

内田光子さんを凌ぐ第九が

2016-03-28 15:00:50 | 音楽
                   FHのメールより                
楽しかった旅から戻り、そのツケが回ってきました。
今週末まで色々と予定が埋まっており、この4日間でも
自宅稽古が金曜日、日曜日、月曜日と続き、
「あらっ・・・」と云う事が多くなり
その間の土曜日、お稽古に伺った際には、
科目の勘違いを犯しておりました。
このように、自分の中のミスだけで済めばよいのですが、
気付けなくて、皆様に迷惑をかけているのではと?

昨日と今日と、釣り釜でのお稽古、
今月も残り少なく、名残惜しいですね。
準備からしていただいております。
  

昨日27日はイースター、バーデンバーデンでは、
内田光子さんのピアノが鳴り響いていたのでしょう。
21日と同じプログラム、紹介させていただきます。

音楽祭にはできるだけ、着物で鑑賞させていただいており、
荷物になりますが、これがなかなかの快感なのです。

内田光子さんのピアノを聴くのは初めてになります。
昨年秋の日本公演でチケットは直ぐに売り切れたらしく、
お昼に偶然お会いした音大生は、内田さんを聴くため
わざわざツアーに参加して来られたそうです。
私も取れた席は、2nd.class、よしとしなければ。
 
モーツァルトのピアノ協奏曲第22番のアンダンテは、

内田さんの優しいタッチ、遠くからでも伺える表情と
相まって感動的であり、悲しみに満ちておりました。
 FHメールより
休憩を挿み内田さんのピアノの余韻も冷めぬうちに、後半へ
なんと演奏を終えた内田光子さんがパケットにお見え、
ザワザワ
ステージにはたくさんの演奏の方々で埋まり、
ベートーヴェンの交響曲第9番が始まります。
この5月東京で行われるラトル指揮ベルリン・フィルの
ベートーヴェン・ツィクルスの第九を先に聴けます。
 
ラトルさんの巧みなタクト、
横には第3楽章まではじーっとされた
Genia Kühmeier(Soprano)、Sarah Connolly(Mezzo-soprano)
Steve Davislim(Tenor)、Florian Boesch(Bass-baritone)
第4楽章を前に独唱者が立ち上がり、コラボから
後ろのPrague Philharmonic Choirの合唱になり
一段とラトルのドライブが冴えわたります。
調和のとれた素晴らしい合唱で、終盤に差し掛かると
気持ちの昂ぶりが抑えられません。
ドイツ語が母国語の方たちにはかないませんね。
(日本で聴く、日本人と比べるのは酷な話になりますが)
 
ステージ上、これかと思えるぐらいの大迫力に圧倒され、
拍手の嵐にブラボーの掛け声、さらにスタンディングオベーション、
私も無意識に立ちあがり、背筋がぞくぞくするほどの素晴らしさに
このような第九もあるのですね。
ありがとうございますの一言。
良い眠りにつけました。

バーデンバーデン復活祭音楽祭にてヨーヨー・マを

2016-03-27 09:27:40 | 音楽
                (FHメールより)
3月19日昼過ぎフランクフルトからのICEに乗りましたが、

スーツケース置き場は一杯で、通路にも置けず苦労。
ネット予約は楽ですが、個人旅行はつらいですね。
到着したバーデン・バーデン駅、かなりの方が降りられ、
地下通路へ、でもエレベーターの前には長い列。
降りて昇って、やや寂しい駅前にはバスとタクシー乗り場
ここはタクシーでバーデン・バーデンの町へと向かいます。
こんなにも苦労して到着したバーデン・バーデンの町は
気温は6℃、でも花が一気に咲き始めており、
町の佇まいが、苦労を忘れさせてくれました。
 

ホテルに着くなり、最初の仕事、ネットで取った
音楽祭の3回分のチケットへの交換です。音楽祭の初日
祝祭劇場にはレッドカーペットが敷かれており、
ワーグナーのオペラ「Tristan und Isolde 」で開幕です。
着飾った紳士淑女が、
残念ながら、良い席もなく、少しお高いので、NG
明日のヨーヨー・マとベルリンフィルを楽しみに
眠りにつきました。

20日の夕方、期待に胸を膨らませながら祝祭劇場へ
今日もレッドカーペットが敷かれ、
ドアマンが開けてくれました

中の様子です。

急遽指揮者がマンフレート・ホーネックに変わり、
Johannes Brahms: Tragische Ouvertüre d-Moll op. 81
Robert Schumann: Violoncellokonzert a-Moll op. 129
Peter Tschaikowsky: Sinfonie Nr. 6 h-moll "Pathétique"
ブラームスは、鳴りはじめ、このホール???
ベルリンフィルの音はいいのですが、響きません。
廃駅を改造されて作られた2500人収容のホールからなのですか?
徐々に鳴りはじめます。
最後は無難にという表現がぴったり
(FHメールより)
続いては、さあ何年ぶりかのヨーヨー・マ
円熟味の感じられるシューマンになり、
若きベルリンフィルの主席チェリストとの共奏も
(FHメールより)
そのBruno Delepelaireをたたえる姿も、流石です。
 (FHメールより)
アンコールも一曲
(FHメールより)
休憩中、うれしくてついシャンパンまでいただき、
最後のチャイコフスキー6番へと
さすがベルリンフィルをドライブされております。
良い演奏で、久しぶりの満足感を味わえました。

ホテルまでの道のりは、気温は低く寒いですが、
心は温かく、帰りつきました。
明日の、内田光子さんのピアノはどうなるのでしょうか。

復活祭の土産を、お稽古に

2016-03-26 14:25:16 | 主菓子とお干菓子
復活祭(イースター)音楽祭で訪れた町に
3軒?あるチョコレート屋さんの店先は、
ウサギとタマゴのチョコレートだらけ、それも
大きいものから小さなものまで、様々で驚きでした。
HusselのHPより
選んだお店は、
日本人には馴染みの少ないHussel(フッセル)
イースターエッグは、ちょうどひよこが卵の殻を
破って出てくるように、生命の始まりを象徴しており、
砂糖菓子様
ウサギは、沢山子供を産むことから
豊かな生命を象徴しているそうです。
マシュマロ様

帰って翌日、昨日の朝の自宅稽古に早速、使わせていただきました。
    
二種類あります。
 
ウサギ      アヒル
チョコレート(お土産に配り、これしか残らず)は、

フランクフルトの蚤の市で買ったお盆に載せてみました。

どうでしょうか。

前日のお稽古は十日ぶり、旅の話もさせていただき、
あっという間の2時間半で、お抹茶の素晴らしさを
再確認させていただきました。

なおイースターの日付は、毎年変わるそうで、
「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と
紀元325年に開かれたニカイア公会議で定められており、
今年は、グレゴリオ暦(西方教会)では3月27日、
ユリウス暦(東方教会)では5月1日になりますね。

ひとつ気になることがあります。
最近日本でも、イースターを祝うようになりましたが、
ハロウィン(キリスト教関連行事ではありません)と同様、
業者さんが、柳の下のドジョウを狙っているのかもしれませんね。

十日ぶりの自宅稽古は眠気を払って

2016-03-25 16:11:49 | お稽古
 水仙や 古鏡の如く 花かかぐ
                  松本たかし

一週間、楽しい思いをしてまいりました。
そのツケが・・・?
十日ぶりの自宅稽古になり、
今日は朝からお二人とお昼から三人さんの予定です。
続けての稽古は大変ですが、
時差もあまりなく、がんばれるでしょう。

でも三男坊が研修だといって、家に泊りに来ており、
朝ごはんを作るという一仕事が増えました。
遅くなり、お掃除を済ませ、あわてて準備に取り掛かます。
しつらえのヒントは、旅先の一こまから、
オース川沿いの並木道(ヒテンターレ・アレー)で、
川の斜面に水仙と五組の番の鴛鴦に出会いました。

この小さな町では、水仙がいたるところで見られます。
 
広間の床の花は、黄色の水仙に
   
玄関先のしつらえ、色紙を鴛鴦


根津美術館蔵、松村景文筆、鴛鴦図(襖絵部分)1992色紙
 松村景文(1796〜1843)は
呉春の異母弟で、兄の画風に応挙風を加えて一家をなし、
花鳥画を得意としており、呉春亡きあとの四条派の隆盛は、
ひとえに景文の功績に帰せられる。(根津美術館HPより)

点茶盤でのお稽古をしていただいており、
今回は、準備からしていただきます。
決して手抜きではありません

準備も終わり、お待ちしておりますと、
やはり眠気が・・・
旅先の時刻は午前2時ですから、体は正直ですね。
その後、メールで、お昼からの稽古が中止となり、
嬉しさ半分、
お稽古をしていただけないことに寂しさ半分。
午後からの分の気持ちを、
朝からのお稽古に込めて頑張りました。

昼からは、お土産の整理に
孫たちが喜んでくれますでしょうか?

復活祭音楽祭のオペラ「トリスタンとイゾルデ」は黙祷から

2016-03-24 23:40:30 | 音楽
3月22日の朝食後、CNNの画面からのブレーキング・ニュース
ブリュッセルでの空港で2回の爆発の報でした。
旅先でのこと、詳細も不明、
明日は帰国の予定で、不安な気持ちを抱きながら
バーデンバーデン最後の夜は、オペラ鑑賞になりました。

開演の始まりは、マイクを手に持たれた方が舞台上に現れ
ドイツ語に次ぎ英語で???、
何事なんでしょうか、終わるや否や皆さん、立ち上がられます。
あっ、一瞬の間があきましたが、遅れることなく
立ち上がり、黙祷をさせていただきました。
悲しい出来事でしたが、
素晴らしい瞬間に立ち会えることが出来ました。

演目は、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」で、
ラトルが指揮のベルリンフィルが演奏、
タイトルロールはE.M.ウェストブロークとS.スケルトンが歌い、
映像とのコラボから始まります。
 FHからのメールより
午後6時から2回の休憩を挿み、午後11時終演の予定。
もちろん、最後の夜ですから、シャンパンを

あの声がどこからと思うぐらいの迫力と演技もあり
怒涛の4時間があっという間に感じられました。
でもドイツ語と英語での字幕が舞台最上部にあり、
パケットからは首が、といっても目が追いつきませんがね。

素晴らしいラトルのドライブに負けじと
ベルリンフィルの面々の演奏、
このコンビも2018年6月までですが、一足早く来年の
この音楽祭のタクトは、後任のペトレンコさんに代わります。

最後のカーテンコール
ついつられて写真を撮ってしまいました。
FHのメールからの方が良いですね。


帰り際に、黄色のバラが女性にプレゼントされております。

でも今日は頂く気持ちになりませんでした。

翌日の朝、ホテルのお部屋には
前夜、前前夜二本の黄色いバラ。
あの一本は・・・
奉げても足りませんが。

黙祷

シュテーデル美術館のフェルメールは

2016-03-23 17:03:26 | 美術館・博物館
旅行記2)
フランクフルトの蚤市」に1時間だけお邪魔し、
お買い物を済ます頃には、人が次から次へと
10時過ぎにシュテーデル美術館
少しだけ並んでおり、一人14ユーロを払い、

人の流れについて2階へいくと、
特別展「マニエラ」フィレンツェ メディチへと
キリスト教を理解していないと、???

迷っていると、作業員の方に
常設展にあるフェルメール「地理学者」の場所をお聞きすると
HPより
ぺらぺらの日本語で返事が返ってきました。
”いま、どこかに貸し出されていますよ”残念
入り口に戻り、反対側の1階は宗教画、2階に印象派など
人はまばらですが、時間がないのでモネとルノワールの場所を
係員の方に、教えてもらうため案内書をさしだすと、
”フェルメールもここだよ”っと、書いてくれました。
エッ!
 地理学者
これでドイツで見残したフェルメールの作品は
ブラウンシュバイクの
ヘルツォーグ・アルトン・ウルリッヒ美術館にある
「二人の紳士と女」(「ワイングラスを持つ娘」)だけに
ピカソの絵画は勿論、塑像も
ピカソ
良く似た人が歩いておりますね。
 

館内は外観に比べ明るいのですが、広くて疲れます。
まだ地階に、現代絵画の常設展も
そこそこに
ここで、昼食としました。
2時のDBに間に合うよう、少しだけ寄り道
アイゼルナー橋には多くのカギが、ケルンにもありました。
 
大聖堂とレーマー広場に

 
歩いて中央駅へ向かいます。
  
ゲーテ広場を通り
  
ホテルで鞄をピックアップし、
やっと駅に着きました。

バーデンバーデンへ向かいました。

喇叭水仙が頭を重たげに

2016-03-22 13:34:09 | 季節の花々
喇叭水仙 のぞくものでは ありません
                川崎展宏
庭のあちこちから、喇叭水仙(らっぱすいせん)が咲いており
雨で、重たげに首を垂れております。
ひそひそ話をしているみたいですね。
”どんなお話をされているの”と聞きたいぐらいです。
 
普通だと、ラッパから大きな声がでるのでしょうか。

3月から4月にかけて咲きだす、喇叭水仙や口紅水仙は、
早咲きの水仙(日本水仙)に比べ、一回り以上の大きく、
茶花としては、大きすぎて使いづらいですね。

俳句の季語としては、「黄水仙」「喇叭水仙(ダッフォディル)」
「桃色水仙」とフルネームで表すことで、春の季語になりますが、
「水仙」だけでは冬の季語なのでご注意を。
水仙や 寒き都の ここかしこ
            与謝蕪村
 日本水仙12月
早咲きの「日本水仙」の群生地として
越前海岸「越前海岸の悲しい恋の物語」や、
淡路島など各地の海岸線に見られます。
そして名前にもニホンが付いていることから
元から自生する植物と思っておりましたが、
実は地中海原産だそうで、ギリシャ神話の
「アナシサスの神話(ナルシストの由来)」
「ダッフォディルの神話」などを生み出しております。
いつかわからない古い時代にシルクロードを通り、
さらに中国経由して渡来し、野生化した種なのだそうです。
室町時代の漢和辞典「下学衆」に「雪中花」などの名前で
載っていることから、それ以前に入ってきていたのでは
ないかとされています。

なお「水仙」の別名は(茶道大辞典より)冬の季語
金盞銀台(きんさんだい)、女史花、玲瓏(れいろう)、雪中花
長寿花、春玉(しゅんぎょく)、凌波子(りょうはし)、
凌波僊子(りょうはせんし)、儷蘭(れいらん)、雅蒜(がさん)