気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

初釜が終わり一息

2023-01-28 20:59:05 | お稽古
今朝、外を見ると雪景色
東の春日奥山、若草山(標高342m)もまたも雪に
今日28日は若草山焼きが開催されるのに・・・
湿った草が、燃え切らずにと心配ですね
    午前11時
     
小庭のベビ-ピンクの有楽椿も雪帽子をかぶって
可愛いく灰色の空を見上げている
雪景色は綺麗ですが、寒そう(写真撮り忘れ)

珍しく何も予定が入っておらず
大切な昨日、今日はお家でゆっくりと
朝食も慌てないでいただき 
考えない二日間にしてみました
この二日間、私は
大炉の準備が整い、お待ちしています
   

午後からの久しぶりの散歩
インフルエンザで急な学級閉鎖で預かった孫との
ランチに
縄跳びも

以前から気になっていたマイナポイント獲得
夫婦二人で、助け合いスマホでやり遂げました

さらにこんなかわいい「兎上庸」も作り
   

いただき物の「越中五郎丸」の「薄氷兎」の試食
   

虎屋」の干支羊羹も
   

京都『UCHU 』の『FRUITS YOKAN』も
   

いただいてみました。
雪見酒とはいきませんが、雪見茶で一服・・・

今日の夜は山焼き山焼きを見ながら一服・・・

我が家の二階から若草山がよく見えます
山焼きの前には花火
これは奈良では最大らしく
何時見ても花火はいい、心が現れる気がします
   

   

   

残念ながら山焼きは最初オレンジの火は見えたものの
消えてしまう
昨日から今朝までの雪で仕方がないですよね
           👇
   
   


続・令和五年癸卯初釜

2023-01-23 19:23:59 | お稽古
初釜は8日と15日、両日共に暖かい日和で迎える事ができました
迎えつけ後、席入りを
    

   

いよいよお客様と亭主の御対面
「初釜おめでとうございます」で始まります
この日を迎えることができた事に感謝・・・・
まずは初炭です
   

今年は先輩の言葉もあり、私が初炭、濃茶、後炭をして
    

   

水谷の方の一人に薄茶をしていただくことに
このような流れで初釜をすることに決め
懐石はコロナ以来、今年も「懐石かこむら」さんに
懐石弁当をお願いしました
   1/8

   1/15

一献差し上げます(無上盃、奈良豊澤酒造)

煮物椀だけをつくり「大根餅」に
   

さて初炭、懐石盆を引いた後、花びら餅を出しお席改めです
「花びら餅」は例年通り私の手作りです
コロナの事もあり菓子器は菓子椀を
    

白味噌と白餡、今年はゆり根餡も入れて味噌餡に   
   

「〇〇〇の和菓子屋さんより美味しい」とか
「和菓子屋ができるのでは」とか言われて
嬉しい事でした

迎えつけは銅鑼で」の優しい言葉で
「ありがとうございます、
     ことによりましては、そうさせていただきます」

お客様が腰掛待合へ移動されれば
軸を花に変え
    

茶入れを置き、炭、湯を確認し席中を清めます
   

お客様が落ち着いていらっしゃったら
銅鑼を「大・小・大・小・中中・大

後座の席入りです
八日はお客様が6人
御茶は重ね茶碗で2服、後4服は各服点

十五日はお客様が5人
各服点でそれぞれ一盌づつのお濃茶を

席中は暗く、茶盌は黒、真っ黒な丸の中で茶を練ります
「お服加減は」
「大変美味しくいただいております」
正客の返事にホットして各服点の茶碗を取りに
いつものお稽古とは違う本番です

後炭が始まり釜を上げると目に飛び込むオレンジ色の炭
席中の暗闇に客の目もオレンジ色に
炭の燃える色はこうも魅力的なのでしょうか
   

莨盆を出し
   

干菓子を運び薄茶を
    

干菓子は
西陣「塩芳軒」有平糖『千代結』
 千代結びは、結び目に終わりがない
 いつまでもよいご縁が続くように
高山「分離堂」麦落雁『和』
 平和な世界に願いを込め
   

宇治「中村藤吉」干支『兎菓子』
 宇治は飛鳥期に「菟道」と記され、地名が由来になったという
 一説もあるほど「うさぎ」とご縁の深い場所  
    


小さな干菓子にも思いがいっぱい 
薄茶席も終わり
ご挨拶に
お出ましいただいたこと、お招きいただいたことの御礼を述べ
正客は 「どうぞお見送りはご無用でございます」
亭主は黙って礼、襖を閉める
客はお席を出た後、席中に思いを馳、振り返る
亭主は客の閉めた戸を開け、お互いにもう一度『礼』
初釜終了

茶事は大変ですが、い-いですね

令和五年・癸卯の初釜

2023-01-17 11:29:48 | お稽古
  1.1.2023
令和四年『壬寅』の師走、大雪大荒れの日本列島となったが
令和五年『癸卯』の正月はどちらかと言えば暖かい穏やかな年の始め
凧が舞う平城京跡、東院庭園の隅楼上部、鳳凰も若草山を背景に光っていた
      1.1.2023平城京跡、東院庭園

さて過去二回の初釜はコロナ規制がかかっており
午前、午後に別れて、短時間の初釜に徹しておりましたが
今年はコロナ禍の中ではありますが、規制もゆるくなっていますので
久方ぶりに省略せず 
初座;初炭・懐石
後座;濃茶・後炭・薄茶
もちろん、人数制限、換気、黙食などなど気をつけて
二日に分けて行いました

待合は昨年話題となった実朝さんの歌
相生の袖に振れにし宿の竹・・・・・として
 
今年の御題は「友」それでこの軸を
因みに隣は今年の御題の虎屋の羊羹です
「野に歩む」だそうです。友と
そして玉置神社でいただいた神鈴を

玉置山1076mの山頂ちかくにある 
玉置神社は熊野三山の奥宮で紀元前37年に
崇神天皇により創建されたと伝える古社 
熊野奥駈道、山岳宗教の修行の場でもあります

本席軸は「松樹千年翠」、結び柳に松
炭の蓬莱荘り、訶梨勒、ヒカゲノカズラの蓬莱荘り
  
訶梨勒は、香りの良いカリロクという植物が入った
袋状のもので厄除けになります
めいいっぱい荘りました
いい年になりますように
地球が穏やかになりますように
初釜を迎える事ができてありがとう
沢山の気持ちを込めて

「御白湯お召し上がりの上腰掛待合へ」
 

迎えつけに参ります