気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

炉も終盤「廻り炭之式」のお稽古を

2023-04-29 19:27:52 | お稽古
霞か雲か、はたまた黄砂か花粉か
四月はかすんだ日が多く、マスクも手放せなかったですね
今日は「昭和の日」、そんな四月も明日迄
ゴールデンウィークが始まりました。

若草山から西を望めば霞む奈良市内と生駒山系
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先日4月19日に100歳を迎えられた裏千家の大宗匠
日本の波乱万丈な時代を過ごされ
今なお精力的に活動される姿
一盌に込める想いにはいつも頭が下がります

淡交タイムス4月号の「道具とは」の一説はとても心に響き
茶道具は茶の道の「具」であり、神仏からいただいているもの
しっかりと手入れし、育てていかなければ・・・・・

比にならない私の道具ですが、縁あり我が手にきたもの
責任と使命を持って大切にしなければと
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炉の時だけの七事式「廻り炭之式」をなんとか今年もできました
茶の湯では利休百首にもあるように火相湯相をとても大切にします
炭がほどよくおき、湯が適度に煮えている事が
美味しいお茶の必須条件
その為には炭手前が大切になってきます

「廻り炭之式」は炭手前の修練の式
無学宗衍和尚の偈頌 
端的底看聻(たんてきていにしゃくをみよ)」 
「聻」とは、人の死後になる鬼が更に死んでなるもの。
人が死を恐れるように鬼は聻を恐れる
鬼が恐れるほど良く熾る炭を端的に置く修練をせよ????
そんな意味があるのですかね

利休百首の中で炭をおく事に関する歌は
24;炭置くはたとへ習いにそむくとも湯のよくたぎる炭は炭なり
25;客になり炭つぐならばそのたびに薫物などはくべぬものなり
26;炭つがば五徳はさむな十文字縁をきらすな釣り合をみよ

なるほどとおもいますよね

「廻り炭之式」は簡単にいうと
初炭と後炭の間に全員で順に炭をつぐ手前
火箸の扱い方、炉中の整い方、炭のつぎ方
初炭、後炭の手前も習得でき
炭手前の上達につながる七事式です
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   タツナミソウとツバキ

この5月8日から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
感染症法上2類から5類へと移行し、緩和されますね。
まだまだマスク着用や換気など、現行のお稽古対策で対応し
今後の様子を見て、緩和は検討しなければと思っています

スタ-トの4月、炉最後の月は透木釜

2023-04-12 18:02:40 | お稽古
何かとスタ-トの多い4月(卯月) 
私も週休7日生活がスタ-トいたしました

茶道とヨーガと山歩きそれから旅行・・・
そんな私の新しい毎日

早速4月1日は金剛山(標高1125m)登山
この日の奈良は25℃と夏日で、標高500mの登山口の桜は満開!
  

ヤマブキ、ニワトコ、ダイコウバイなど春の花々に迎えられた。
  ヤマブキ
  
稜線上を軽快に山頂付近へと
山頂付近でも16℃迄上がっていたが、
樹齢300年の枝垂れ桜は・・・まだまだ蕾が硬い
  
 
最高点は葛城神社本殿の裏のため、拝殿から・・・
  

そしてライブカメラのある国見城跡の広場で、パチリと。
  

帰り道は「もみじ谷コース」を下れば、春の陽を浴びる谷筋
  

途中から現れた7つもの砂防ダム、ちょっと危険なところも
  

でも足元の草花は、春を待ちわびていたように
  ハナネコノメソウか

  エンレイソウ

  ミヤマカタバミ

  シロバナショウジョウバカマ

帰りは天然温泉「かもきみの湯」で汗を流しました。

2日、4日は先生の茶道のお稽古へ
6日はヨーガのレッスン
7日、8日は自宅でのお稽古
釣り釜が終り「透木釜」に
   
  
9日は近所の人と明るいうちからお料理持ち寄りパーテイを
  

アルコール類はビール各種、ピンクのモエシャン
日本酒は信州「真澄」富山「勝駒」奈良「三諸杉」
  

11日は自宅でお二人『行の行台子』のお稽古に
久しぶりの『行の行』奥伝のお稽古をするにあたり
前日2回、密かに復習をいたしました
週休7日であればこんな事もできる

軸は『一華開五葉
花は「源氏車椿」と「白山吹」
なおヤマブキの黄色い花弁は5枚、シロヤマブキは白が4枚
属が違います
   

お菓子は五種
春の野金団、松露(椿)、虎屋の羊羹、土筆、みかん
  

私のお弟子さん方が、奥伝までお稽古できるように
なってきて下さった事が夢のようです
週休5日から週休7日?へと時間を頂けましたので
言い訳はできません、私も頑張りますね