気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

大寒のお稽古

2021-01-26 21:44:17 | お稽古
   
款冬華(ふきのはなさく)頃から
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)頃
と七十二候は繋がっておりますが
奈良はこのところ三寒四温のような2月の気候、
いえ気温が17.4℃と桜の咲く頃の陽気です。

それでも主菓子は『
   

寒水仙』も
   

さらに『蕗の薹』も作ってみました
   

お軸は『春嬉
   

ただ、炉のお点前は今月で終わりに
2月は大炉
暖かいうちにと、灰を入れれば
入れても入れても・・・なんとか準備完了に
そして
3月釣り釜
4月透木釜 

茶道をするものにとって
なにかと忙しい季節ですね
筒茶碗絞り茶巾もしなくては


令和三年丑年

2021-01-23 19:13:26 | お稽古
コロナ第三波が永遠と続くかと思われる昨今
あっちこっちで初釜は中止
いつもと違うお正月
今まで浮かれ過ぎていたのでしょうか
今年は丑年 
「布袋楽入」さんの『十牛図』の汲み出しを

一番「尋牛」牛を捜しに行く(何のため?)
二番「見跡」牛の足跡を見つける(これは何?)
三番「見牛」牛を見つける (牛は自分の心)
四番「得牛」牛を捕まえる (自分の心を知る)
五番「牧牛」牛を飼いならす(自分の心の中を知る)
六番「騎牛帰家」牛と一体になり牛の背に乗り笛を吹きながら家に帰る
             (自分の心を全て知り心の自由を得る)
      

七番「忘牛存人」牛も家も忘れる(さとり?)
八番「人牛倶忘」自分さえもすべて忘れて空っぽになる(空?)
九番「返本還源」空っぽになったのですべての事を受け入れる
             (元通りとなる?)
十番「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」すべてを受け入れ社会に戻る
             (町に出て生活する?)

コロナを手なずけて一体になったら無くなるのでしょうか?
コロナで始まった丑年
『十牛図』で私はなにをしなければならないのか
考えてみましょう。