気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

名残の茶事懐石は

2020-10-23 13:14:48 | お茶会・お茶事
     

茶事のメインは後座の濃茶
懐石はあくまでもお茶を美味しくいただく為のもの

懐石は先生に教えてもらったように
一汁三菜と旬のものをシンプルにと

向付は秋からますます美味しくなる鯛の昆布締め
     

は冬瓜の合わせみそ(赤:白=2:1) 
     
 
煮物椀は蓮根餅に大黒しめじとインゲン
       (写真の撮り忘れでお水やでいただいたものです)
     

焼物は秋鮭の幽庵焼
     

強肴は大好評だった野菜の吹き寄せ
     

小吸はかぼちゃの種
八寸は食べる鰹節にくちこ、丹波の枝豆紫ずきん
     

香の物は新瓜の奈良漬、赤カブ、小茄子
     

旬のものを美味しく召し上がっていただくために
心を配る事が大事と今回も皆で前日から準備し頑張りました。
出来てよかった!ありがとうございました。





名残の茶事のお菓子は

2020-10-17 20:17:40 | 主菓子とお干菓子
お茶事に参加の皆様が楽しみにしている
主菓子は『栗金団

今年の生活クラブの栗はお彼岸に届いた
大粒の宮崎産美郷栗です。
この栗を蒸籠で30分蒸して、蒸しあがったら
熱いうちに鬼皮ごと包丁で縦半分に切って
中身をスプ-ンでくり抜き
くり抜いた中身は、少し渋皮が混ざった方が美味しい
それを少し粒が残る程度にまで
フ-ドプロセッサ-にかける
さらに北海道産てん菜から作られたグラニュー糖を
シロップ状にしたものに加えて
耳たぶくらいの柔らかさになるまで
弱火で練り上げれば完成です。
そして冷凍保存し
当日栗金団に仕上げました

菓子器はCOVID-19対策として
ソ-シャルデイスタンスを考え
菓子椀を使うことに
     
蓋を開ければ   ↓     ↓    ↓
     

干菓子は鍵善良房の『菊寿糖
普段は和三盆そのままの色のベ-ジュ色を
今回は秋限定で黄色、白、紫、桃色と
彩り華やかに変身させました

今年は旧暦の重陽の節句は10月25日ですので
是非このお干菓子をと
     
もう一つの干菓子は私の作った『雲平
砂糖と寒梅粉で作り緑に染めて『葉』に

干菓子盆は「独楽繋ぎの四方盆」を使いました
いつもは右向う、左手前と干菓子を盛ますが
左隅に花押が・・・
花押は入れる方が遠慮してか左手前に
このような場合お干菓子は
花押を避けて盛るそうです
     

干菓子盆の独楽繋ぎは
風炉から炉へと繋ぎの季節・・・
中置なので使ってみました
今回の「名残の茶事」、菓子はいかがでしたでしょうか

初釜以来コロナ禍後初めての茶事は名残月に

2020-10-16 22:03:30 | お茶会・お茶事
     

コロナ旋風の2020年ですが、
風炉のうちに一度はお茶事を
と思いながら風炉最後の月に

今年は10月1日中秋の名月、29日は十三夜と
十月に名月をめでる機会が二回もあるのです
こんな素敵な神無月は・・・なかなかありませんね

それで換気の徹底、ソーシャルデイスタンスを保ちながらの
「正午の茶事」、名残の季節を御茶一服楽しみました
      

今、振り返ると出来てよかった!
やってよかったと!
しみじみ振り返っております

と言うのは台風14号がのたりくたりと
日本列島に近づき、
気象予報士はどう動くのか予想ができませんと
秋雨前線も重なり、お茶事前日まで雨雨雨・・・
どうなることやら・・・雨でもいいけど
どうぞ台風は直撃しませんようにと
神頼み

お蔭様で当日はからりと晴れて良かった
しかし台風が一日遅かったらと・・・

10カ月ぶりの茶事、できる事のありがたさ、
つくづく思い知らされました。
     

道具だて、献立、会記、案内状・・・・・
準備をしている時はなにか忘れものがあるようで
天気もさることながらマスクをつけてのお茶事
無事終える事ができて本当に良かった