気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ヒイラギの白い花で、角がとれる

2016-11-25 13:21:08 | 季節の花々
今朝奈良の最低気温3.2℃、久しぶりの穏やかな晴天、
自宅稽古朝から二人の予定が、仕事のご都合で朝昼一人づつに
私も経験しましたが、キャリアウーマンはつらいですね。
11/25⇐11/17
遠くの若草山の紅葉もくすみ、あっという間に秋が過ぎます。
街路樹や庭の木々も落ち葉の季節で、どこからとなく玄関先に。
お稽古においでいただける方には失礼に当たりますから、
でも掃いても掃いても次から次に・・・
吹きたまる落葉や風の行き止まり』愚句

十日程前から鬼門に植えている『ヒイラギ(柊)』、
剪定された枝からこぼれるように白色の花が咲いており、
微かに香りが漂っておりました。
柊の花の香りや裏鬼門
           土井木賊 
 
「柊の花」は初冬(立冬から大雪の前日)の季語とされており、
今朝、花は落ちていませんが、
揺すってみると、ぽろぽろと花が落ち始めました。
柊の葉の間より花こぼれ
           高浜虚子
『柊』は葉が固くてギザギザからが名前の由来なのですが、
『年をとって丸くなる』という語源にも関わっています。
柊は尖った葉っぱだったのが、樹齢40年目あたりから
徐々にトゲの小さな葉っぱに変わり、200年以上超えるころ
トゲのない丸い葉っぱとなるのだそうで、この変化は
動物に食べられないように植物の進化と思われますが、
このことを人間になぞらえ、『角がとれ、丸くなる』と
私は、どうなんでしょうか?

さあ、二時からお稽古に見えられます。準備準備