ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

学びとメモと旅と遠吠え

2013-06-15 | 雑念
メモをするという罠

小学校から大学までずーっと

「学び=メモ(ノート)をとる」

ことであると刷り込まれてきた。

しかし自分自身はメモが役立ったのはテストでいい点をとる以外のメリットは無かった。

NHKでの勉強の仕方をわかりやすく説明する番組でも「ノートの取り方」を紹介する現役T大生などが出演する。

そして彼らは企業や社会的な強者となり後輩を採用する側になる。

しかし「ノートの取り方」を刷り込まれた「従うもの達」は結局ノートの取り方を模倣して「暗記する能力」や「情報を整理できる能力」を身につけてきた。

「新しいものを生み出す能力」「自分で考える能力」は育っていないのだ。

そのノートの取り方を紹介してきた先輩は「ノートの取り方を工夫する事を考え出した張本人」である。つまり自分で考えてきた人間である。

その彼らが無責任にも「答え」を発表し、考えるチャンスを逃した弱者は就職して「従うもの達」になっていく。

そう考えると・・・


メモをとる以外の学び方を「小さい頃」から体験しておく必要がある。


学校教育はこれから100年以上変わらないだろう。いくら電子教科書が導入されても、ゆとりがなくなっても、ダンスが授業に取り入れられても、クラスが20人になっても、外国の先生がネイティブを教えても、学び方はテストでいい点を取ることで評価するしか出来ない。だって文科省が頓珍漢な方針を打ち出すんだもんね。


やっぱり僕は、、、



旅人、企画する人、自由人、楽天家、考えられる人、挑戦者、追い求める人、生み出す人




の価値観に賛同する。

それらの人達はメモをとる以外の学びを大切にしている。それは自らの鋭いアンテナで掴み取る人もいれば、良き先輩の影響の人も。

確かにメモを取り、多くの新しい知識を詰め込む事も重要な基礎知識だと思う。さらに別の学びのスタイルも同時にバランスよく身につける必要があると言っているのだ。

そして学校教育以外の学びや気づきを褒めてくれる大人が必要だと思う。

「人に優しくできて偉いね」
「少し辛かったけど頑張って最後まで出来たね」
「面白い事考えてよくこんなの作ったね」
「人を笑顔にできるのは君のいい所だね」
「みんなに説明するの上手だね」

学校の先生でも出来るけど、親や近くの大人が出来たら素敵なコミュニティだ。

そしてそんな褒める事ができる大人には「説得力」が必要になる。


だぁかぁらぁー

大人が旅に出ろと!
先輩が常識を打ち破れと!

修学旅行か卒業旅行しかしてないブロイラー旅行人が人生語れるわけが無い。部活や塾か習い事程度で人生の何が分かる?それで気づくのは天才だけた。

大多数の凡人(僕も含め)は多くの異文化、多種多様な体験、初めましての緊張感とコミュニケーション、喜びや感動、挫折や葛藤などなどが「生きた言葉」となって感動を生むのだ。

会社辞めた理由が「旅人になるため」だったり、外国の食べ物で下痢になって死にかけたり、現地の人から騙されてぼったくられたり、治安の悪い国の武器を試し撃ちしたり、旅の途中に現地の祭りに参加したり、旅で知り合った人達と店作ったり、みんなで富士山登ったり、お遍路まわったり、結婚したり。


当たり前の絵に描いたような優等生になってどうなる?生きながら死んでいるようなもんだ!

自分が自分の「面白い」を素直に行動に移してみろよって!

ガタガタ震えながら血反吐はいて這いずり回って、カッコ悪く泣きながら僅かに湧いてる命の水を啜ってみろ!



今日はこれぐらいにしておいてやる!
てぃっ!








リアル脱出ゲームの結果&感想

2013-06-15 | 雑念
書かねばなるまい。

リアル脱出ゲームX名探偵コナン

結果はクリア出来ず。
残念!悔しさが大きい。
直後は悔しさが70%清々しさ30%だった。一夜開けるとパーセンテージは逆になっていた。清々しい愉快な大人遊びである。さすが私が見込んだだけの事はある。って初めて参加のどシロウトですけどね。

ネタバレするような事はネットに書かないでとの事。感想はイイと思うのでそれのみになります。

参加前の不安。子連れと学生の中におっさん1人の不安は見事に的中。いやほぼ若い学生達で会場前廊下は埋め尽くされていた。

会場は鹿児島の天文館という商店街にあるビルの最上階。よくあるエレベーターで2階の居酒屋に行くような狭いビル。1階エレベーターを待つ人は女子大生の様な人ばかり。8階に全員行くし。全員リアル脱出ゲーム参加者。

うわっ!予想通りキツっ!

エレベーター降りたら既に狭い廊下に50名位は並んでいる。オタク風男子学生の姿もあり、キツっ!

程なく会場は開く。

6人掛け会議用机に順番に座っていく。チーム戦だ!キツっ!

おっさん1人に後ろに並んでいた女子大生5人が同席する。挙動不審。顔もまともに見られない位場違いな感じがしていた。

唯一心の支えは偶然イベントスタッフにいた知り合いに肩を叩かれ、「久しぶり」となり「今日は1人?」と聞かれ「そう、面白そうだったから」と答えると「相変わらず行動力が凄いね」と言われた。

褒められたととった。

確かに普通1人は勇気いるよね。
折角だから楽しまないといけない。
すると少し周りの女子大生5人の顔を見る事ができた。

スタート予定の10分前位には続々と会場入りする参加者の数はザーッと130名まで膨らみ、会場はパンパンだった。

これは儲かるなぁ。

テレビCMしてたから第一回はそれ程かも知れないが、リピートすれば凄い筈。

また良きタイミングでモジモジしていた我がグループにスタッフが話しかけて来た。グループで謎を解くから仲良くなっていた方がいいよ、という内容だった。自己紹介しろ的な。

流石に自己紹介は嫌だったので、スタッフが去ったあと、「よろしくお願いします」と頭を下げた。そして肩掛けカバンを胸の前に抱えたおっさんが挙動不審に自らの思いを伝えた。

「あのー、折角なのでみんなで協力して脱出しませんか?遠慮して動けなければ時間が足りなくなるみたいなんです。この会場の壁にある情報を手分けして集めてきたり、思いついたアイデアを出し合いましょう。僕はどうしても脱出したいんです。」と。

熱いしウザい。

髭面の場違いなおっさんが何故にこんなに熱い?

女子大生は少し笑顔で「そうですね、頑張りましょう」と。半歩引いていたかも知れないが、ヤル気は伝わった。あと日本語喋れる事も。

すると会場は暗くなり、そして始まった。

配られた封筒にはクロスワードや暗号が並ぶ用紙が入っている。会場の壁にはさらに記号と暗号を解く鍵らしきもの。

解いた解いた、もう闇雲に気付いた事は遠慮なしに解きまくった。

そこにはクイズやクロスワードを解く爽快感がチラホラ散りばめられ、スッキリもする。

しかし残り時間のアナウンスが焦りを煽る。

全体の謎の80%位までだましだまし解いた所で最大の壁にぶち当たり、後で答えを聞くとそこがターニングポイントだった。

周りの状況を見ると我がグループは少しはゴールに近づいていたと思うが、1%解けようが99%解けようがどちらもノットクリアだ。

悔しさは100%に近い方が高いとは思うが、解き切らねばスッキリしない。

女子大生と悔しがった。
少しは話ができるようになっていた。

しかしクリアしたらハイタッチくらいは出来ていた。残念ながら触れる事なく悔しさの共有に終わった。

何が悔しいって女子大生との接触度合いの少なさである。もう途中からクリアは女子大生との喜びにゴールはすり替わっていた。

しかし現実は厳しい。
セクハラはセクハラですよ。
リアル脱出ゲームは寸前の所でおっさんのささやかな希望を打ち砕いた。

答え合わせにはため息が出た。
ヒントは散りばめられていた。

漠然とは気づいていた。
しかし具体的な行動につなげる所に僅かな差が生まれるのだ。

改めてこの謎解きの問題作りに興味が湧いた。よく考えられている。

知的好奇心が半端ない。

当然リアル脱出ゲームを単純に楽しむのも面白い。

女子大生とは電話番号交換もなく、お礼を言って帰路についた。当たり前だ。何故に電話番号を交換できようか?交換した所でどうってこともない。

鹿児島市内をトボトボ帰る。

完全にSCRAPにされた。