退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#826: 絶対的平和と相対的平和:続

2017-03-31 23:08:44 | アメリカ便り
昨日は眠気のため、中途半端な感じで終わった気もしないではありません。

人、すんでいる国、環境によって平和の定義というのはそれぞれです。
それで、日本人にとっての平和の定義とは何なのだろうかと、ふと考え始めたことにより、昨日のお題が頭に浮かんだのです。
別に深い意味もありません。
いつもの、想像力豊かなちゃらんぽらんな元理系女の感性でひらめいたことです。

住んでいる国によっては、平和は戦かわなくては得られないものです。
今の日本は外に住んでいる私から見ると、あまりにも“日本独特のおもてなし精神”を駆使しで観光大国となることに重点を置いて、国として一番重要なことつまり、平和を維持する(または平和になる)ことをおろそかにしている気がします。

北朝鮮が撃ったミサイルが日本海に落下したり、いつどこに核爆弾を落下するか予想がつかないうえ、ロシア、中国からの戦闘機が日本の空を脅かしているため、それに対する自衛隊機のスクランブルの回数が去年4月から12月で900回近くにもなったそうな。
おまけに海上ではあいも変わらず、尖閣や竹島に対する挑発が起きているし。
去年は中国船が鹿児島沖まで平然とやってきました。
国内ではこれまたあいもかわらずというか、ますます、在日反日、左翼による日本つぶしが行われているし。
“日本は攻められたら降伏すればいいんですよ”なんていう“評論家”もいました。
“日本死ね”というヘイトスピーチに“インパクトが強い”という理由で、平然と流行語大賞をくれてやる、いわゆる“知識者”たちがいるし。
これは日本の国旗を燃やすことと同等の悪意のある行為です。
そんなに日本が嫌いだったら自国に帰るなりなんなりしてくれといいたくなります。
日本のメディアもがっかりです。

それにもまして私がっかりしているのは、日本人のよく言えばおおらかさ、悪く言えば無関心。
慰安婦問題にしたってこの“おおらかさ・無関心”が引きずって今日に至ったと思います。
問題が起きたら無関心ではいけない時代となってきたのです。
平和を維持するには無関心ではいけないのです。

秋の空のように変化の激しいトランプ政権。
私はトランプ政権が4年間続かないとは思っていますが、核兵器を持たない日本はアメリカの傘の下にいるしか平和を守るためには他に選択がないと思います。
だって、いくら軍艦やら、戦闘機を増やしたって、核爆弾、4,5個落とされたら日本は終わりです。
そんな核兵器をロシアは約7500個、アメリカは約7000個の核兵器を保有しているのです。
安保破棄なんていってられません。
まあ、核兵器を使い始めたら、日本どころか“ターミネーター”みたいなことが起きて世界がおわりになると思いますが。

日本は確かに平和な国です。
でもその平和は日本人の無関心ゆえに成り立っている、漠然としたものと思います。
日本国内外に“潜む”というより、はっきり見えている日本の平和を脅かすものをできる限り把握し、それに対し個々が関心を見せる行動をとることが大切と思います。
それだけ、世界ではいろんなことが起きています。

キッチンの窓からバードウオッチング











おまけに娘の“white coat ceremony"の写真



ハブグレジュンタのマミー






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4 コメント

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戦わなくては、得られないもの (onecat01)
2017-04-01 13:42:37
ハブグレジュンタのマミーさん。

 平和も独立も、戦わなくては得られないもの。これが、敗戦後の日本人が忘れてしまった現実です。理系の気まぐれさん、もう一つ加えて、国を愛する気まぐれさん。

 貴方の言葉が、心にしみます。

 私の誤解は、もう一つありました。モンゴルさんを、女性とばかり思い込んでいました。新しい出会いですから、そのうち、訪ねてみようと、思っています。

 これからもよろしくお願いいたします。
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onecat01 (ハブグレジュンタのマミー)
2017-04-01 13:55:27
こちらこそこれからもちゃらんぽらんのブログをよろしく。私の日本語、友達に馬鹿にされるぐらいおかしいですが我慢してください。
私は自他共に認める右翼です。日本人として恥ずかしくないよう、そして誇りを持って生きてきました。死ぬまでその気持ちを忘れません。日本の外に住んでいると、日本に住む日本人以上に愛国者となるのです。ちなみに私の祖先は相馬藩で私で17代目です。愛国心は遺伝子に組み込まれていますよ。
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愛国心 (しゃちくん)
2017-04-01 13:56:38
前記事のコメントからこのブログを訪問される方々の愛国心を感じて嬉しくなりました。

日本人の多くが石原知事時代の尖閣諸島を中国の侵略から守るために都で購入した行動で目を覚ましたはずです。終戦の日の靖国神社周辺には左翼のデモ隊の反対側には見た目は真面目そうな保守系の集団も劇的に増えてます。
震災後に原発反対を主張する集団にかつての学生運動世代が息を吹き返して加担して左翼が勢いよく見えますがネットの世界でも日本らしさを取り戻そうと訴える声の方が大きいと感じてます。
onecat01さんのブログからも多くを学ばさせていただき感謝しております。
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しゃちくんへ (ハブグレジュンタのマミー)
2017-04-01 14:06:26
そのとおり、私のブログを読んでくださっている方々は、はっきり言って愛国心右翼の人が多いと思います。日本ほどよい国はないと思っています。尖閣問題、慰安婦問題は今まで無関心でいた日本人の目をある程度覚まさせてくれたと思います。
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