北九州八幡から発信
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養福寺の桜

八幡西区の養福寺貯水池です。
八幡製鐵所の工業用水用の貯水池で、
普段は立ち入り禁止ですが、
毎年、花見シーズンだけ、一般に開放されています。
(今年は4月1日~14日まで、)
近くに住んでいると、そのことさえ忘れていた。
去年、ブログ友からの情報で、思い出した次第です。

久しぶりに正門?から、入りました。
デイケアの皆さん、花見は終わったのかな?
記念写真を撮っていました。

入口辺りの桜は綺麗に咲いていて、一杯気分の花見はできるが、
子供連れで、上の池の周りとなると、お勧めできません。
荒れ放題とはいかなくとも、
危険な場所がいっぱいで、桜も少ないです。
整備が行き届いてなく、
チョット踏み込めば、原生林状態となっています。


ここ養福寺貯水池は、製鐵所の水源確保のため、
河内貯水池と同時進行で建設されました。
設計・監督は当時の製鐵所の土木部長・沼田尚徳氏、
石を存分に使った付帯設備等、河内貯水池とそっくりです。

石の階段・石畳の道を歩いて、池の周り(遊歩道)へ

廃墟となった貯水池管理事務所、自然石をはめ込んだ建物は
近代化遺産としては、充分価値があります。



池の遊歩道にあった名も無き石橋。
勿論、沼田技師の設計です。

池の水は、いつも満タンです。
(遠賀川から汲み上げています。)

堰堤です。(河内の堰堤とそっくりです。)



昭和2年の完成時には、
桜の苗木3000本が植付けられたそうで、
それ以降、市民の桜(花見)の名所として親しまれてきました。
私が子供の頃(小中学校)は、
春の歓迎遠足は毎年、河内貯水池と交互でした。
しかし、
今は池の周りは荒れ放題、桜も全体で約50本もあるかな?
平日の午後でしたが、会ったのは入り口のデイケアの皆さん、
上に登って遊歩道を歩いたが、誰にも会わなかった。
ただ、堰堤の下の池では、子供4、5人が釣りをしていた。
(禁止のはずだが、)
土日はどうか知らないが、人気は無いようです。
特別の事情?がある方、物好きさん?以外は、
あまり、お勧め出来ません。

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