北九州八幡から発信
八幡、やはた、やわた、はちまん
福間の長谷寺(ちょうこくじ)
福津市(旧福間町)にあるお寺で長谷寺、
【ちょうこくじ】と読みます。
このお寺には「身代わり観音」と呼ばれる観音像と、
それに由来する話が伝えられています。
その看板の写しをそのまま記します。
由 来
今から六百五十年前、百姓の五郎作夫婦は
子宝に恵まれず観音様に熱心にお願いしました。
そのかいがあって二人には可愛い女の児が授かりました。
然し五郎作は病で急死しました。
ある日、娘が家で一人で針仕事をしていると、
どこからか一羽の鷹が飛び込んで来ました。
驚いた娘は棒切れで夢中でたたきました。
その時、家にはいって来た侍に殿様の
大事な鷹を殺したと云うことで斬りつけられ、
大変深傷をおいました。
母親は帰って来てその傷を見てとても悲しみ、
娘の命が助かるようにと観音様に
「南無大慈大悲観世音」と唱えて毎日一生懸命祈りました。
今にも死にそうだった娘はすっかり元気になりました。
母親と二人でお礼のお参りに行くと、
これはどうしたことか今まで傷一つなかった観音様肩口に
大きな傷がついていました。
此れ以来、長谷寺十一面観世音菩薩は
身代わり観音様と呼ばれるようになりました。
観音様の傷も消えたということです。
身代わり観音様は秘仏で、
三十三年一回行われる御開帳(本開扉)と
その中間本開扉より十七年目の(中開扉)の日だけしか
拝観することが出来ません。
という話です。
何か悪いことがあったり、起こりそうだったら、
ここの観音様に一心にお願いしたら
身代わりになってくれるかも知れません。
「宮地嶽神社の菖蒲祭り・福津の歴史、自然を訪ねて」の
JR九州ウォーキングがあり、参加しました。
その時、このお寺もコースに入っていて
長谷寺は「はせでら」ではなく「ちょくこくじ」と
読むのだと、知りました。
そうしたら、
このブログに良く訪問してくれている八幡出身で現在、
徳島県鳴門の長谷寺のご住職をされている人を思い出しました。
そのお寺も「ちょうこくじ」と読むそうで、
ご本尊の十一面観世音菩薩も福間の長谷寺と同じのようです。
違うのは鳴門の長谷寺はとても大きなお寺だけど、
ここ福間の長谷寺は田舎の小さなお寺だと言うことです。
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夏井ケ浜(芦屋町)の浜木綿
夏井ケ浜(芦屋町)の浜木綿が今満開になっています。
今年は雨が少なく、
心配されていましたが見頃になりました。
例年より見劣りがするそうですが、
それでも、白く細長い花びらと赤紫色のおしべ、
辺りに良い香をただよわせていました。
ここ夏井ケ浜は九州本土の自生北限とされています。
南方より海流により運ばれて来たのだろう。
ここの自生浜木綿は福岡県指定天然記念物です。
「夏井ケ浜」には、もうひとつ(有名な)名物があります。
それは「夕陽のみえるトイレ」駐車場横の公衆トイレです。
真っ赤な夕陽があたって、この辺りは赤く染まるのだろうか?
誰が考えたのか、このキャッチフレーズ?はいいですね。
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